Archive for the ‘加工・改造例’ Category

塗装済みでもできる~その④(完成)~

木曜日, 10月 4th, 2012

閉店まであと5日になってしまいました。名野です。

小田急1000形ワイドドア車、中間改造車、

製作記事最終回です。

前回はコチラ

前回までで揃ったパーツです。

この状態になったら、あとは他の板キットと同じ組み方です。

塗装済みボディなので、接着剤のはみ出しには注意します。

継ぎ足した屋根の部分は、この段階で塗装しておきましょう。

ボディが出来たら、ガラスの加工です。

乗務員室部分のガラスを切ります。

追加部分のガラスは、先頭車ガラスに付属の改造車用窓を使います。

ボディを組み上げた状態。

妻面パーツは、手すりの数で新宿方、小田原方の区別があります。

改造部分の妻面は、

ラジオアンテナの付く車(1753F、1755F)は、妻面手すりの少ない方。

ラジオアンテナ無し車(1754F、1756F)は、手すりの多い方を使います。

反対側は、その逆です。

床下機器は、対応する同じ向きの先頭車に合わせます。

コダワル場合は、並べ替えます。

床下機器をつける前に、0.5mmのプラ板を挟むと、床下が引き締まります。

床板は、先頭・中間どちらでもいいのですが、ここはあえて先頭車用を使いました。

ボディと床板、台車をはめて完成。

幕板の継ぎ目部分に軽く銀色を差しておくと、溶接跡っぽくなります。

このあたりは好みですね。

もっと継ぎ目を綺麗に仕上げたい場合は未塗装キットから製作しましょう。

というわけで、、塗装済みキットを使った、改造中間車編成の製作でした。

参考までにどうぞ。

完成状態は、閉店まで展示してあります。

あと、専用のパーツを集めたセットを少量用意してあります。

欲しい方はお早めに。

※少量の為、品切れになる場合があります。ご了承ください。

塗装済みでもできる~その③~

水曜日, 9月 26th, 2012

前回まではこちら

さて、ここからは、屋根の加工に入ります。

キット付属品以外に、先頭車の屋根を別途用意します。

先頭車屋根は通常通り組み立てた状態です。

キット付属の中間車屋根は、のちほど・・・

先頭車屋根のアンテナが固定できたら、信号炎管共々、台座を残して削り取ります。

先頭部の雨どい(?)も削っておきます。

で、このまま中間車にするには長さが足りないので、中間車屋根から切り継ぎます。

適当な位置で切りますが、少し長めにしておきます。

で、この切り取った屋根ですが、どうするのかというと。

先頭車→中間車になった際に延長された部分になります。

実車は、延長された部分だけ元の形態と違い、表面に凹凸がありません。

それを再現する為に、屋根のビード部分を削ります。

削ったら先頭車屋根に接着!

このままでは、やや長いので、側面板と長さを合わせるように削ります。

気になる場合は、この時点で継ぎ足しの屋根部分を塗装しておきます。

実車も継ぎ足し感アリアリなので、多少色が違ってもOK!

ここまできたら、いよいよ箱組みです。

箱組みは次回・・・

塗装済みでもできる~その②~

土曜日, 9月 22nd, 2012

横浜店名野です。

前回の続きです。

今回は側板の調整と接着です。

前回のように、各パーツの切り出しが終わったら、ぴったりはまる様に削って調整します。

目標位置は、

先頭車側 : 横方向は幕板ビードの下、たて方向はドア枠まで。

追加側面側 : 横方向を幕板ビードまで。

こんな感じです。

一回合わせてみます。

このくらい隙間無く合えばOK。

削りすぎると、隙間が空いて直せなくなってしまうので、少しずつ削りながら様子をみます。

幕板部分の継ぎ目が目立ちますが、実車も目立つ場所なのでこれはこれで問題ないと思います。

反対側も同様に。

接着する際も、塗装されてる表側に接着剤がはみ出ないように注意します。

一回仮止めしたあと、裏から流し込み接着剤をつかうと良いです。

接着したら、曲がりを修正しておきましょう。

出来たら屋根にいきます。

先頭車と、キット付属の中間車屋根(配管無し)を用意します。

先頭車の屋根はそのまま組立てしておきます。

この先の屋根加工は、次回へつづく!

塗装済みでもできる。

木曜日, 9月 20th, 2012

横浜店名野です。

さて、先日発売した小田急1000形ワイドドア車。

キットそのままで、最初から6連の編成(1751F~1752F)が製作できます。

で、キットを購入された方は気付いたと思いますが、

改造中間車用のパーツにも帯が印刷されています。

これを使って、改造中間車の編成(1753F~1756F)の”その部分”を作ってみましょう。

※メーカー推奨の方法ではありません。加工の際は、自己責任でお願いします。

用意するのは、先頭車の側面ボディ、ガラス、屋根です。

~ボディの加工~

先ずは、写真の位置あたりに適当に穴を開けます。(Φ2.0mm~3.0mm程)

そうしたら、その穴に向けてニッパーでカット。

ヒビが入る恐れがありますので、慣れてない場合は、穴を多目に開けそれを繋ぐように切ります。

改造側の側面も同様に。

このあたりに、割れない程度に切込みを入れ、

長手方向はビードのやや上をカット。

こんな感じに切り出します。

切り出した後は、ヤスリをかけて調整します。

少々長くなりそうなので、続きは次回・・・

埋めてます。。。

土曜日, 9月 15th, 2012

横浜店のこばやしです。

今朝は暗い話題から始まりましたが、お店はいたって元気に営業中です!

さて、本日はアトリエで実演を行っております。

「プラ板加工実演」ということで、窓や隙間を埋めるワザなどをご紹介いたしております。

現在は「丸ノ内線500形」キットを使用して、「300形」の更新車(中間改造+戸袋窓埋め)を製作中。

コレだけでも見ごたえがあるかもしれませんネ。

ご来店の際は是非アトリエをのぞいてみてください。

実演日時:9/15(土)~17(月・休日) 13:00~18:00(途中休憩を頂きます)

ということで皆様のご来店お待ちいたしております(^^)ノシ

入荷情報~(9月8日)

土曜日, 9月 8th, 2012

こんにちは、横浜店の進藤です。

タイトルの通り、本日入荷いたしました商品をさらっとご案内いたします。

先ずはコチラ!

営団丸ノ内線300・400・500形の製作に欠かせないスプレー塗料のメトロレッドが入荷しました!

お値段は通常の鉄道カラースプレーシリーズと同じ税込630円です。

単品キットの製作のほか、KATO製品の改造用・色合わせ用にもご利用いただけるかと思います。


関連商品として第三軌条サードレールパーツも若干ではございますが在庫がございますのでどうぞコチラもよろしくお願いします!

また東急1000・9000系用のパーツ、そして非常に汎用性の高い集電対応床板(20m用)が入荷しています。

その他にも少ーし在庫が増えてるものもございますので、どうぞ横浜店までご来店のほど宜しくお願いします。
それではー。

未塗装だからできること。

月曜日, 8月 20th, 2012

横浜店名野です。

さて、好評のクロスポイントサマーセール、まだまだ続きます。(8月27日(月)まで)

一部品切れが出てきたので、追加注文します!

そんな、セール対商品のなかからコチラをピックアップ。

京急1000形の未塗装キット。

グリーンマックスブランドから塗装済みキットが出ていますが、それの未塗装版。

金属パーツを使ったディティールアップや、塗装にこだわる人向けのキットです。

コレを使ってピンポイントの小加工をしてみましょう。

このキットのボディは一体成型のタイプ。

一体成型ボディといえど、どうしても各面の合わせ目にパーティングラインなる「継ぎ目」が出てしまうものです。

そこで、そのパーティングラインを消しながら、未塗装の利点を生かした加工をしてみます。

左:加工後  右:製品のまま

一番気になるのはこの「オデコ」付近。

ヘッドライト周辺を精密に再現した関係上、実車には無い「線」があります。

金型の分割線「パーティングライン」というやつです。

さらに、おでこ左右部分はよく角が張ってる、と言われますが、

実は金型の都合上、ライト脇が少々盛り上がってる感じになってるんですね。

その影響で角ばった印象になってしまってるわけです。

この部分を修正してみましょう。

左:加工後  右:製品のまま

うん、写真そのままではやっぱり判らないですね。

矢印付近に注目。

左はキットのまま、右はオデコ削ってます。

本当に、ホンの少~しだけ・・・なんですけど。

膨らんでいる部分を修正し、ラインを整える感じです。

左:加工後  右:製品のまま

微妙~な部分なんですが、表情が変わったと思いますがどうでしょう?

塗装済みキットでコレをやると、オデコ部分だけ色が剥げるので、

車体色に合わせた塗料で塗り直しが必要です。

未塗装ならば、好きな色に塗れるので、こんな微妙な部分も修正し易いです。

塗り分けも1mmの帯だけといったシンプルな車輌なので、塗装も比較的簡単です。

オデコ部分、気になる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

KQの帰りはKQに使うパーツを買いに・・・ ~TNカプラー入荷しています~

日曜日, 5月 27th, 2012

横浜店のこばやしです。

今日はいい天気ですね。

「KQ」さんのイベントっていい天気のイメージが無かったんですが・・・それは私だけでしょう(たぶん)。

さて、本日の横浜店、

「実はカンタン!?色差しディティールアップ講座」を開催中。

ただいま「エコノミーキット」のこの方に「色差し」を行っています。

ご興味ある方は是非覗いてください。

18:00までの予定です。

その横では

「グリーンマックス ニューアイテム インフォ」の延長戦を実施中。

試作品ですが、「クモユニ81」を手にとってご覧いただけます。

また、話題の「東武10030系」も写真撮影OK状態で展示中です。

夕方(17:00頃)まで展示します。(本社に今日発送で帰さないといけませんので(^^;;; )

で、KQに使うパーツです。TNカプラーが入荷しています。

お約束の「JC25」と、

スプリングタイプの「JC6324」です。

まもなく再版予定の「京急1000形」キットには必要不可欠なパーツ。

あるうちにストックしておいてくださいネ。

取り付けの際は、「JC25」は「組立説明書」を参考に、「JC6324」は「コチラ」の記事をご参考にどうぞ。

この他「集電板」「広幅の幌」「白色のライト基盤」・・・・・などなど今なら在庫が揃うものがあります。

たいていの場合、このあたりのパーツはキット発売と同時になくなるケースが多いです。

もちろん、切らさないよう準備はいたしますが、お買物はお早めにドウゾ。

さて、TNカプラーではこのほかに

「都営5000形」の加工例でよく登場します「JC6357」や、

胴受けが湾曲になっている密連形電連つきの「JC6328」が入荷。

このタイプは・・・

西武がこれですよね。(個人的に待ってました(笑))

お買物はお早めに・・・。

ということで、本日もご来店お待ちしております(^^)ノシ

~~~横浜店 営業時間変更のお知らせ~~~

横浜店は6月より営業時間を変更いたします。

詳しくは「コチラ」をご覧ください。

アトリエがあるからこそ出来ることっ!

月曜日, 4月 9th, 2012

こんにちは、いつもは秋葉原店にいる進藤です。

今日は応援として横浜店にやってまいりました。

せっかく工作の出来るアトリエに来たのですから何か工作しなければ・・・

と、いうことでアトリエをお借りしてちょっとした特製完成品を作ってみました。

複線架線柱をエアブラシで塗りまして

ビームが緑色の上越線っぽい架線柱をパパッと作りました。

こちら1セット2本入りで税込525で販売いたします。

※5セットのみの在庫となります。増産の予定は・・・ごめんなさい今のところ予定はありません。

※また、ハンドメイドですのでお買い上げ後の返品は出来ませんのでご了承ください。

このようなちょっとした塗装などにも横浜店のアトリエを利用できますので、皆様も是非ご利用ください。

それでは~。

台車にこだわってみませんか?

金曜日, 3月 23rd, 2012

こんにちは。横浜店の今井と申します。

今日は色々と台車が入荷しました!

この5種類。一つひとつ紹介させて頂きます。

まずは、

FS039(集電タイプ) 525円(税込み)

名鉄1000系や6500系の「ク」に使われている台車です。

FS396/096としてもご利用いただけるので東武8000のライトユニット点灯をやってみたい方はぜひ。

続いて、

SS143(集電タイプ) 525円(税込み)

東武30000系、阪神9000/9300/5500系、阪急8300系3次車、東京メトロ02系などに使われている台車です。

近頃再生産となりました小田急2000形のライト点灯改造にいかがでしょうか?8000形用の分売パーツ、ライトユニットKを使って頂ければ容易かと思われます。

また、KATOの01系に加工の上で取り付ければ、VVVF制御&ボルスタレス台車となった37F・38Fを再現できるかもしれません。

続いて

THタイプ(集電タイプ) 525円(税込み)

京急1500形のライトを光らせて完成品の車両たちと連結して楽しみませんか?

続いて、

KS76(集電タイプ) 525円(税込み)

京阪2400系の電動車に使われている台車です。

他社さんの京阪電車の台車を交換してバリエーションを増やしたり、黒く塗れば東急7200系のクハが履いていたパイオニア台車っぽくなるかもしれません。

最後に

FS315(非集電タイプ) 420円(税込み)

名鉄5300系用の台車です。

もとはと言えば名鉄5200系が履いていた台車ですので、エコノミーキットや鉄コレの豊橋を改造して作るときにもどうぞ。

余談ですが小田急ファンの私としましては、この台車を近似の「FS14」として使いたいです。

2100形やデニ1000・1300が履いていたのが印象的ですね。

2200形のバルクを使って、それに京王5000の側面ガラスをはめ込んで特徴的な角ばったサッシを表現すれば夢では無いような気がします・・・

それでは。