こんにちは、新人スタッフSiです。
前回はTNカプラーを半ば強引な加工を行いましたが、今回は比較的簡単な加工になります。
使用しますのはBONAのTNカプラーアダプターです。
こちらの製品はEキットシリーズのTNカプラー化する場合に使用します。
アーノルドカプラー同士で連結している先頭車をリアルにしたい、またダミーカプラーを付けたけれども他車との併結運転を楽しみたくなったので連結できるようにしたい…という方にオススメです。
使用例として、Eキットシリーズの近鉄2410(1810)系を用意しました。
車両自体の出来については触れないでください。
先ずTNカプラーの取り付け部分が車体の床板を支える突起部分と干渉しますので、ここを削っておきます。車体の内側なので、一度完成した車両でも簡単に加工が出来るかと思います。
(写真の車両は予め削った後に塗装を行っています)
アダプターを取り付けるとこのようになります。各写真内左が加工前、左が加工後です。
アダプターの接着には瞬間接着剤を使用しましたが、より強度が必要な場合はエポキシ系接着剤を使用します。
肝心なアダプターの取り付け位置ですが、カプラーの先が車両から十分飛び出るようにボディと合わせながら調整します。
車両によってはそのままではTNカプラーをつけた場合にカプラー自体が奥まってしまって連結できなくなる事がありますので、その場合は先端を斜めにカットしたりして調整します(赤丸部分)。
(裏側はアダプター接着後にグレーで塗装しています)
カプラーの位置は幌の先端に合わせました。
以上の方法は近鉄だけではなく他の私鉄にも利用できますので、是非とも完成品とご自身で作られた車両との併結運転をお楽しみください。
※重ね重ね申し訳ございませんが、当加工においての破損につきましては当店では責任は負いかねます。あくまでお客様ご自身の責任で行ってくださいますようお願い致します。
次回はTNカプラーではなくドローバーホルダーを使った方法をご紹介したいと思います。
それでは。