☆☆☆新製品紹介/客車キット・オロ61+スロ54形(冷房改造車)2両セット

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本社・商品企画部の牛久保です。
今回は新製品の「オロ61+スロ54形(冷房改造車)2両セット」を紹介します。

 

 

※背景は RM MODELS 310号、312号の特別付録を使用しています。

■製品について/

本製品は、2種類の客車キット(スロ62形とスロ53形 )のパーツを組み替えて別形式に組み立てるキットです。
ベース製品となるスロ62形は、オロ61形を冷房改造したものであり、スロ53形は冷房改造前のスロ54形と同様の外観であることから、
屋根と妻板を交換することで製品化されていなかったオロ61形を作成します。また、残りのパーツを組み合わせてスロ54形(冷房改造車)を
組み立てられます。

■実車について/

・オロ61形/
オロ61形は客車急行・準急の2等車をすべて特別2等車へ置き換えるために製造された形式の一つです。
新製車両ではなく普通車のオハ61形を種車としている点が特徴で、昭和34~39年にかけて改造されました。
一部の車両は緩急設備があるオロフ61形に改造されています。

本州各地に配置され、準急や急行の2等車として活躍しました。
主な配置先/尾久、仙台、金沢、名古屋、秋田、福井、長野、盛岡、新潟、品川、宮原、松本など

車体は片側のデッキを封鎖してトイレと化粧室を設置し、椅子はすべてリクライニングシートに交換、
台車はTR52Aに交換されました。

車体色は、昭和39年9月以降順次 ぶどう色2号から青15号に変更されています。
また、等級帯は、昭和36年7月までは青1号、7月以降は淡緑色6号に変更されています。

昭和42年以降の冷房装置取付に際しては低屋根改造され、車重の増加のため形式変更してスロ62形、スロフ62形となり、
さらに内装を畳敷きの和式客車としたスロ81形、スロフ81形に改造された車両もありました。

 

・スロ54形(冷房改造車)/
スロ54形は、昭和27年から製造された特別2等車で、スロ53形を基に室内灯を蛍光灯化するなどの改良を施した車両です。
昭和41年から43年にかけて45両が冷房改造されましたが、屋根上に分散型の冷房装置を搭載するため低屋根構造に変更し、
床下には冷房電源としてディーゼル発電機や燃料タンクが追加されました。また、冷房取付で重量が増加するため、
車重を抑えるために、本来取り付けられていたTR40台車を軽量台車のTR23に取り換えられています。

車齢の長いものは昭和58年頃まで運用されていました。

九州・本州・北海道各地に配置され、準急や急行の2等車として活躍しました。
主な配置先/函館、札幌、長崎、鳥栖、早岐、広島、姫路、竜華、宮原、向日町、名古屋など

 

■編成例/

 

※上記の編成表の出典は「往年の客車列車編成表」(キングスホビー刊) より抜粋

※紹介した編成例以外については市販の専門誌や編成表などをご参照願います。

 

<956>オロ61+スロ54形(冷房改造車)2両セット・・・¥2,420―(税込価格) 

製品情報/<956>オロ61+スロ54形(冷房改造車)2両セット

 

製品の発売は2023年6月頃を予定しております。
今回ご紹介した製品のメーカー受注は締め切っております。
なお、販売店様により予約締め切り日は異なりますので詳細は各販売店様までお問い合わせ下さい。

 

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