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本社・商品企画部の牛久保です。
今回は、先日のヨコハマ鉄道模型フェスタ会場で製品化発表した近鉄19200系観光特急「あをによし」を紹介します。
近鉄19200系観光特急「あをによし」は、阪奈京観光特急用として12200系「スナックカー」を改造して製造された車両です。
車体外観は、「紫檀(したん)メタリック」と呼ばれる紫系のメタリック塗装に、金色の帯を配したもので、側面には奈良・正倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんごげんびわ)」の花柄をモチーフとしたラッピングや、列車愛称の「あをによし」のロゴマークなどが装飾されています。先頭車前面は非貫通形とされ、砲金鋳物によるロゴエンブレムが中央部に掲示されています。
▲車内は改造前の車両とは大きく異なり、ツインシートやサロンシートにより構成されており、2号車には軽飲食を提供するスペースとして販売カウンターが設置されています。
今回は「あをによし」の車体、室内を、どのように模型で再現するか、設計中の3D図を使ってご紹介したいと思います。
■室内/
観光特急用の内装を、専用シートパーツを作成し再現します。
▲▲図(上)は、近鉄奈良寄りとなる1号車・ク19300の室内です。ツインシートとテーブルを再現しています。
・列により座席の配置とテーブル形状が異なっており、
一方は座席が窓に向かって45度の角度で三角形のテーブルをはさむように配置されており、
もう一方の列は向かい合わせとなるように座席とテーブルが配置されているのが特徴です。
▲図(下)は、2号車・モ19250の室内です。こちらはサロンシートと販売カウンターを再現しています。
・3~4名用のスぺ―スが3区画設置されており。ソファと大型テーブルが配置されています。
・区画と通路の間のパーテーションは製品でも再現します。
☆図にはありませんが、3号車・サ19350の室内は1号車同様、ツインシートとテーブルの組合せを再現し、
車端部の多目的トイレ、男性用トイレ部の壁面を再現します。
1~3号車のテーブルランプは非点灯ですが、クリアーブルー成型の別パーツ取付済みとなっており、
別売品の室内灯を組みこむと室内灯の光を受けてほのかに点灯しているように見えます。
☆こちらも図にはありませんが、4号車・モ19200の室内は動力ユニット搭載のため、やや床面が高くなるものの、
座席の背もたれ、テーブルランプを再現しています。(テーブルランプは一体成型パーツに青色印刷仕上げ)
■車体/
・12200系から大幅に変更された外観を、それぞれ新規金型で再現します
※車体・屋根は実車に即した長さとなります。
・車両番号、車椅子マーク、号車表示、あをによし文字・英字・ロゴマーク、側面の花柄モチーフの模様は印刷済みです。
・前面のロゴエンブレムはシャープな造形の別パーツを印刷取付済みとなります。
・ライト点灯色/ヘッドライト(電球色)、テールライト(赤色)、通過標識灯(黄色)
▲モ19250のボディ
※動力ユニットを先頭車に搭載することで、中間車2両の特徴的な座席配置、窓配置を省略することなくしっかり再現することが可能となりました。
■付属品/
・ユーザー取付パーツとして、列車無線アンテナ、ベンチレーター、ヒューズボックスが付属します。
・ステッカー(側面行先表示を収録)
■車両ケース/
・車両ケースは、4両入りケース・成形色マルーンとなります。
・ラベル・スリーブは専用デザインとなります。
<50745> 近鉄19200系観光特急「あをによし」4両編成セット(動力付き)・・・¥30,250-(税込価格) <2023年8月以降発売予定>
※製品の詳細はこちらをご覧ください。↓
製品情報/<50745>近鉄19200系観光特急「あをによし」
製品の発売は2023年8月以降を予定しております。
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