ならばその額縁、削ってしまおう~その③~

修理部 名野です。

阪急8000系、8031Fの加工第三回。

前回まではコチラ

今回は塗装編です。

顔付近にサーフェイサーを吹きつけした状態。

仕上がりに問題なければこのまま塗装します。

使うのは、もちろんコレ。

<C-32> マルーンB ¥350-(本体価格)

阪急電車のマルーン塗装に必須アイテムですね。

エアブラシを使い、やや薄めに溶いて吹き付けます。

塗料自体は半光沢仕様なのですが、薄めに溶くことで若干ですが、光沢度が上がります。

ただし、弊害として発色が悪くなるので、何度も吹き重ねが必要になります。

もともと綺麗に発色させるのにコツが要る色ですが、あせらずじっくりいきましょう。

側面から。

グラデーション気味に塗れば、境界線も判りにくくなります。

窓やドア枠の銀は、マスキングせずそのまま塗装し、

塗料の乾燥後ツマヨウジで軽く擦り落としました。

「銀色の印刷」だからこそ出来る、ちょっとした荒業です。

銀が剥がれすぎた場合は、後で銀を色差ししておきましょう。

マルーンの次はアイボリー。

今回はちょっと変わったところから色をチョイス。

ガイアノーツ バーチャロンカラー「VO-01 ウォームホワイト」

鉄道模型用の色ではないですが、絶妙なアイボリー(黄色系)で、

初めから光沢塗料なので、使い勝手が良いです。

EVO103系の作例で、貫通扉の色に使用したのも、この色です。

車体全体をマスキングし、このウォームホワイトを塗装。

相方の先頭車も色合わせでアイボリー箇所を同じように塗装しておきます。

乾いたらテープをはがしてできあがり。

まずまずですかね。

次は細部の色指しと修正・仕上げです。

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