本社・商品企画部の牛久保です。
今回は新製品の「国鉄キハ04形+キニ05形 未塗装ディスプレイキット」を紹介します。
☆今回紹介する車両は、過去に「バリエーションキット」として発売していたもので、当時は専用の動力ユニットやステッカーなどを含んだキットでした。専用の動力ユニットが製造できなくなったため長期間生産休止していましたが、このたび動力無しの「ディスプレイキット」としてストラクチャーシリーズに編入して発売となります。
▲キハ04
☆戦前型気動車の代表で、旧称41000形。鉄道省・国鉄での運用後に地方私鉄に譲渡された車両も多く、その際塗装変更をはじめ、譲渡先の鉄道にあわせた外装変更がみられました。また、各地方私鉄向けに41000形の設計を流用して新製された車種もかなりありました。
▲キニ05
☆車体側面・片側2か所に1,800mmの両開き扉を新設して荷物車に改造されたもの。全車四国で運用され、1966年(昭和41年)に廃車されました。
☆キハ04と異なる側面窓・扉配置であることを活かして、フリーランス車の改造ベースとしても利用価値大です。
☆製品内容としては、キハ04とキハ05が各1両分のボディパーツと、「旧型気動車」台車を2両分収録していますので、動力無しの2両を製作できます。
▲キハ04関係のランナー (キットには2枚収録)
▲キハ05関係のランナー(キットには2枚収録)
☆こちらのランナーにはバケット(車端荷台)、木炭ガス発生装置、戦後改装タイプの正面二枚窓妻板、キサハ改造用貫通路付妻板等さまざまなオプションパーツが収録されています。
☆複数のパーツで構成される床下のエンジン回りも本キットの見どころとなっています。
▲キット付属の「旧型気動車」台車 (キットには2両分収録)
☆本キットは待避線や、留置線に置いて「ストラクチャー」として使ったり、引退後にホディのみを車両基地の端に置いて物置代わりとなっている様子を再現したりすることにご利用いただけます。
☆収録されているアーノルドカプラー付きの台車を活かして走行させたい場合は他の動力付き車両と併結するか、小型車用の動力ユニットを調達したうえで工夫して組みこむことが考えられますが,工作経験と部品入手性を踏まえてキット製作をお楽しみください。
☆参考までに、「バリエーションキット」時代の組立説明書を紹介します。
▲国鉄キハ04形+キニ05形 キットの基本的な組立。
▲キット付属の付録パーツの使い方
☆図右下に掲載されているガソリン計量器は昔の気動車基地には不可欠なもので、情景づくりにたいへん重宝するアイテムです。
<2223> 国鉄キハ04形+キニ05形 未塗装ディスプレイキット・・・¥3,850-(税込価格) <2023年3月頃発売予定>
製品情報/<2223>国鉄キハ04形+キニ05形 未塗装ディスプレイキット
※本製品はディスプレイモデルのため動力ユニットの販売はございません
※車両マークは、既存製品の「№6413 阪神通勤車・キハ04形」をご利用ください。
製品の発売は2023年3月頃を予定しております。
今回ご紹介した製品はグリーンマックス製品取扱販売店にて予約を受付けております。確実に購入されたい場合は、ご予約をおすすめ致します。
なお、販売店様により予約締め切り日は異なりますので詳細は各販売店様までお問い合わせ下さい。