【製品情報】マルタイ、ってどんな車両?

毎度ご愛読ありがとうございます、営業部の加藤デス。

好評発売中となりましたHOスケール『マルチプルタイタンパー』のご案内です。

▲マルチプルタイタンパー=通称「マルタイ」。いったいどんな車両か?実はよく分からない…

そんな方もいるのではと思いまして、改めて車両の解説を。

 

HPにも下記のように実車解説を記載しています。

マルチプルタイタイパーは国内外で導入されている大型保線機械です。列車が走行する事により生じる軌道の歪みを、ミリ単位で計測修正を行い「レール・クランプ」でレールを持ち上げ、枕木の下にある道床(バラスト)を鉄の爪で突き固め、バラストの性能を回復させます。日本国内仕様ではタンピング作業部に「騒音防止板」を装備しています。

要約しますと…つまるところ保線車両です。保線作業は営業の終わった深夜に行われるので、保線作業を実際に目にする機会は少ないかと思います。どちらかというと電車に乗っていると側線で昼寝している姿を何気なく見ているぐらいではないでしょうか。

マルタイはこの1機でバラストを突き固めて走ります。作業中の移動速度は保線作業員の歩くスピードと同じだそうです。ですが、現場に赴くまでの移動が人の足と同じでは日が暮れてしまいます夜が明けてしまいますね。単機で移動する際は平均でも80キロぐらいは出るそうです。

ところでこの車両、側面に“Plasser&Theurer”というロゴが入っていますね。プラッサー&トイラー社というオーストリアの重機メーカーです。早い話「外車」てことです。今回のHOモデルはこのプラッサー&トイラー純正色として発売しました。

09-16というのは車両の形式番号で、最新鋭の保線車両です。マテリアルワゴンとの2両編成での運用されます。日本では様々な保線会社が所有していますが、模型と同じ型式のものもあれば、よく見るとコクピットの形状が違うものやマテリアルワゴンのないもの、爪の本数の異なる別形式も存在しています。

弊社からはNスケールでいくつかのバリエーションを発売していますが、所有している保線会社によってカラーリングが異なります。ちなみにJR東日本の保線担当は必ずしもJR東日本ではありません。東鉄工業をはじめとするいくつかの会社が担当しています。

 

日本国内の特別仕様となるのがこの防音シャッター。タンピングマシンは操業中にかなり大きな音を立てるので、この防音シャッターが必要なわけです。ですので現場で作業中はシャッターが下りた状態になり、移動中は上げた状態になります。本製品も可動できます。

ざっとこんな感じでどんな車両かはお分りいただけましたでしょうか?

 

何度かご案内していおりますが、本製品はグリーンマックス1/80スケール初の製品として企画、(株)青島文化教材社の設計・製造による、細部に至るまで精密に再現するキットです。鉄道好きにも注目されていますが、重機好きにも興味深いアイテムです。

 

<HO-001>マルチプルタイタンパー 09-16(プラッサー&トイラー純正色)ディスプレイキット ¥13,200-(税込価格)

メーカー在庫は十分にございます。

 

デハ!

Comments are closed.