☆☆☆鉄道カラー/吹付塗装について(2)

本社・商品企画部の牛久保です。
今回は「鉄道カラー/吹付塗装について(2)」を紹介します。

☆グリーンマックスの「鉄道カラー」はプラモデル用溶剤系アクリル樹脂塗料(ラッカー系)です。
乾燥が早く、塗装面も強固なので下地、基本塗装に向いています。
筆塗り塗装もOKですが、「吹付塗装」をすることで広い面積に均一に素早く塗装することができます。

 

「吹付塗装」と聞くと、エアブラシやコンプレッサーなどの高価(?)で、取り扱いが難しそう(?)な塗装用具が必要なイメージが多いようですが、実はさまざまな塗装用具が各社から発売されています。
今回は、GSIクレオスから発売されている「プロスプレー ベーシック」を使った吹付塗装を紹介します。

▲プロスプレー ベーシック (発売元/GSIクレオス)

品番:PS182
<セット内容>
●本体(塗料ノズル0.4mm、吸い上げノズル(長)、調色ボトル付き)
●塗料ノズル0.2mm、吸い上げノズル(短)
●PS(細)1mホース
●エアー調整バルブ
●PA148 Mr.エアースーパー190
●ノズルクリーナー(0.2mm、0.4mm)
●調色ビン1本入

価格:¥4,400 (税込)

 

<特徴>

▲付属のエアー調整バルブでエアーの調整が出来ます。
※図・文は「プロスプレー ベーシック」(GSIクレオス)の説明書より抜粋

 

 

▲吸上げノズルは0.4mm、0.2mmを選択することで、噴霧の微調整ができます。
※図・写真・文は「プロスプレー ベーシック」(GSIクレオス)の説明書より抜粋

▲広域に吹付塗装する場合は、エアーの圧力が強くなるよう調整し、ノズル位置を太吹きの位置に調整したうえで、塗装面から100mm程度離れたところから吹付塗装します。
※写真・文は「プロスプレー ベーシック」(GSIクレオス)の説明書より抜粋

 

▲ボトルはMr.カラーのビンと同寸法なので、Mrカラーのビンがそのまま保管容器としても使えます。

☆複数のボトルを用意することで、簡単に色を変えて塗装作業できます。

☆付属の調色ボトルに希釈した塗料( 薄める比率は塗料1に対して、うすめ液1.5~2 程度    )を入れて使用します。

▲手入れについては、作業中の色替え時は簡易的な清掃を行い、使用後に保管する際にはノズルなどの部品を外して十分洗浄します。
☆清掃作業は大変そうに見えますが、筆塗り塗装時の筆の手入れと同じで、慣れてしまえば手早く簡単に済ませることができるようになります。

※図・文は「プロスプレー ベーシック」(GSIクレオス)の説明書より抜粋

 

☆缶スプレーとの比較

▲缶スプレーでA4サイズの紙に吹付塗装した例

▲「プロスプレー ベーシック(ノズル0.2mm)」でA4サイズの紙に吹付塗装した例
☆缶スプレーよりも粒子が細かいのが分かります。
☆写真下のらせん模様は缶スプレーによる吹付塗装では不可能です。

<まとめ>
☆今回紹介した「プロスプレー ベーシック」」を使えば、
①缶スプレーで発売されていない色を吹付塗装できます。
②自分で調合した色も吹付塗装できます。
③塗料とうすめ液の比率を自由に変えられます。
④塗料ノズルの位置や、塗装面との距離によって吹付面積を調整できます。
⑤口径0.2mm/0.4mmの塗料ノズルの選択によって、より繊細な吹付塗装ができます。
⑥調色ボトルはGSIクレオスのMr.カラーや、Mr.スペアボトルのボトルがそのまま使えます。

※缶スプレーの場合、吹付塗装に必要な色全てを缶スプレーで用意する必要がありますが、「プロスプレー ベーシック」であれば、ビン入り塗料とうすめ液、予備のエア缶(Mr.エアースーパー)を用意すれば良く、たくさんの色を使う場合はコストパフォーマンスが高いと思います。

 


▲ちなみに、私も学生の頃は、今回紹介した「プロスプレー ベーシック」と似た写真のような吸い上げ式の塗装用具を使用していました。
安価な塗装用具ですが、小面積でも薄く均一な塗装ができることから、特に塗分けがある車体塗装には重宝しました。

 

☆吹付塗装に適した鉄道カラー(ビン入り塗料)の製品情報はこちらです。

■鉄道カラー <C-01>~<C-50>・・・各¥385-(税込価格) ・・・発売中
製品情報/鉄道カラー(C-01~20)

製品情報/ 鉄道カラー(C-21~42)

製品情報/鉄道カラー(C-43~50)

※<C-33>と<C-34>は鉄道カラー(ビン入り塗料)での製品設定はありません。
※<C-38>赤14号は、生産終了品です。
※<C-51>ステンレスは、2022年11月発売予定です。


※今回紹介した鉄道カラーは、グリーンマックス製品を取り扱っている各販売店様で発売中です。
店頭在庫の有無は、各販売店様へお問い合わせ願います。

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