大山のGM本社より、片桐がお送りします。
西武2000系の置き換えが進んでいます。
通勤途中の新大久保付近ですれ違う、
中空軸平行カルダンの軽やかな駆動音と、
屋上に並んだグローブベンチレーターに、
国電ファンとして熱い視線を送らずにはいられなかった
(趣味的に並行するJR車よりよほど国電に近い)
ものですが、いつまでもいると思っていた車ほど
いつの間にか数を減らしているものですね。
当初6連17本が製造され、1983年には
新宿駅のホーム延伸に伴い編成替えを行い、
4本が8連化されます。
本年4月、この8連最後の2007編成が廃車され、
引退前に特別装飾を施した事が話題となりました。
今回はその特別装飾編成を、前面行先表示を
点灯式として製品化いたします。
<50731>西武2000系初期車更新車(ありがとう2007編成・行先表示点灯)8両編成セット(動力付き)¥41,360-(税込価格)
今回は記念装飾を車両マークによる貼付式とし、
通常時の2007編成としてもお楽しみ頂けます。
また、増結用に2連の2409編成も発売します。
こちらももちろん前面行先点灯式です。
<31653>西武2000系初期車更新車(2409編成・行先表示点灯)増結用先頭車2両編成セット(動力無し)¥12,100-(税込価格)
製品の発売は12月を予定しております。
2000系初期車、まだ6連と2連は残っていますし、
実車を見るならまさに今の内ではないでしょうか。
引退が発表されてからではもう遅いのです。
今こそ乗って撮る(録る)べき車種と思います。
──さて、唐突ですが、倉庫からこんな原稿が
出てきました。
エコノミーキットNo.401(初代)パッケージ・説明書
GMカタログ82年版より
カラーブックスの時代、
西武2000系のNゲージと言えば
東武8000系から改造するのが唯一の道でした。
──この8000系キットは金型が代替わりしており、
現在発売中の東武8000系キットシリーズには
これらの前面は含まれません──
私がかつておりました海老名の店では、
スタッフ渾身の作による新2000系改造の
2000系初期車を展示したこともありました。
今や完成品で手に入るのですから驚きです。