川越街道から大山街道への分岐点があったことから
その名がついた板橋区大山のGM本社より、片桐がお送りします。
ポスター上にて「美しきステンレスカー」と題しました小田急1000形。
これはかつて鉄道ファン誌上において連載されました
車両メーカーのOBの方の手記に、小田急電鉄側から
ステンレス車体の導入にあたり、特に車体外観の仕上げについて
厳しい条件が付されたことに因みました。
ステンレス車が当たり前になった現代においては
当時の感覚というものがなかなか想像できないかもしれませんが、
あの頃のステンレス車に対するイメージと言えば、
鋼製車に比べて武骨でギラギラしていて、
機能美はあるけれども今一つ優雅さに欠けていたというのが
正直なところではないでしょうか。
それまで「美しい白い車体と張り上げ屋根」で
車両を作ってきた小田急としては、
それは我慢ならぬ事であった旨が件の連載には記されています。
そうして生まれたのが、この美しい1000形です。
すっかり見慣れてしまった現在では当たり前に見えますが、
当時はそれは衝撃的なデザインでありました。
滑る様な乗り心地のアルストム台車と洗練された暖色系の内装、
そしてシックに輝くステンレスボディ。
それはステンレス車でありながら、小田急デザインの完成型と言って
差し支えないものであったと思います。
あれから35年(!)、更新と廃車により、
オリジナルスタイルの1000形はすっかり数を減らし、
見かける機会も少なくなった気がします。
(筆者は江ノ島線沿線民なのでまだ機会はある方ですが)
個人的な思い入れも交えた前置きが長くなりました。
さてGM完成品のここ数年の流れとして
「前面行先表示の点灯化」があります。
本製品はこの流れが始まる直前の製品で、
意外にもまだ点灯化されていませんでしたが、
今回ようやくそれが実現しました。
<31608>小田急1000形(1254編成・行先点灯・ブランドマーク付き)
基本6両編成セット(動力付き)…¥30,360-(税込価格)
<31609>小田急1000形(1051編成・行先点灯・ブランドマーク付き)
増結4両編成セット(動力無し)…¥20,020-(税込価格)
<31610>小田急1000形(1051編成・行先点灯・ブランドマーク付き)
基本4両編成セット(動力無し)…¥22,880-(税込価格)
製品の詳細はこちらからご覧ください。発売は9月を予定しております。
これから先もますます盛り上がる、
GMの1000形シリーズにご期待ください!