毎度ご愛読ありがとうございます、営業部の加藤デス。
6月発売予定品より、『クモハ73形全金車』をご案内いたします。
▲1月の製品発表ポスターに掲載された旧型国電。完全新規のクモハ11形とは別に、従来金型のキットをいくつかランナップしておりまして、73系のオレンジと、未塗装キットのクモハ73がエントリーされました。
オレンジの73系は大阪を中心に阪和線などで活躍した当時の旧型国電を再現しています。調べてみると73系以外の形式と一緒に様々な編成が存在していました。
さて、今回は同形式ではあるものの、「全金車」が久しぶりに生産されることにクローズアップしてみてみましょう。
▲全金属車体…と分類される73系の近代化車両で、それまでの原型とは一線を画す外観で製造されました。旧型国電というのは一つの形式で実に様々な違いを持った個体が多く、模型ではその細部を的確に再現するのは非常に困難な部類でもありますが、「全金のナナサン」といえばこの顔、この姿。
▲相棒のクハが見当たりませんが、今回はクモハだけでも…と、スポット生産が実現しました。
未塗装キットですので自由な色に塗装できます。一般的なぶどう色のほか、阪和線などに在籍していた朱色1号などが作れます。
▲101系の布石ともなった通勤型のご先祖です。ウィンドーシル/ヘッダーのないスッキリした外観はその後の通勤型電車の原点といえます。
▲とにかく古いキットです。これは往年のGMファンであればどのぐらい古いものかはお分かりいただけると思いますが、ここ10年前とかのキットではありません。それゆえに現代水準の解像度ではないことは言うまでもないかとは思いますが、今回の生産では最低限ではありますがパーツ単位でのアップデートを施しました。
付属のグローブベンチレーターはEVO103系と同様の新規パーツで構成しています。
▲さて、とりわけ注目なのがこの新規床下機器。単品発売が目前に迫ってきましたが、当製品ではこの床下機器を同梱します。このランナーに収録されている部品の構成で「奇数車」「偶数車」が作り分けられる点が注目ポイントとなります。
もっとも、製品のクモハ73形は「公式側」が「電気側」の奇数車がプロトタイプですが…
※公式側というのは運転席がある側のこと。
※電気側というのは抵抗器がずらりと並んでいるほうで、逆にコンプレッサーのあるほうを「空気側」と呼びます。
▲部品の構成はこのようになっております。ボディは一体成型。ガラスパーツは塩ビではなく箱型の一体成型。
コアレス動力ユニットを取り付けるためのアダプターが付属します。上記の部品以外に必要なものはすべて別売り品です。
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税込価格:¥2,750.-
さて、メーカー受注締切が明日9日と迫っていますが、どうしても手に入れたいといいう方は取扱店でのご予約をお勧めいたします。
また、今回はスポット生産ということもありますので、レギュラー生産ではないことも加えてご案内申し上げます。
デハ!