本社・商品企画部の牛久保です。
今回は、予約受付中の新製品「国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台」の製品詳細を紹介する企画、
未塗装キット「国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台」・26の特徴 !!
4回目となる今回は、特徴#17~#21を紹介します。
※図はすべて設計・検討中のデータです。
▲ボディ関連のランナー(裏面)です。
☆別パーツ化した客ドアについてはご覧のとおりですが、
実は客ドア裏面にも秘密が・・・
■特徴#17/客ドアの裏面形状① 凹部
☆ 本製品は、設計時からコアレスモーター動力ユニットと組み合わせることを考慮した初のキットとなります。
そのため、「取付アダプター」無しで動力ユニットが固定できる構造となっています。
→本キットでは、各客ドアの裏面に凹部を設け、コアレスモーター動力ユニットの側面ツバをはめ込む構造としており、
簡単確実にコアレスモーター動力ユニットが組み込めます。
■特徴#18/客ドアの裏面形状② 凸部
☆トレーラー車(動力無し)として組み立てる場合は、製品付属の床板を使います。
→本キットでは、各客ドアの裏面に凸部(床板固定用のツメ)を設け、床板を取付固定できるようにしました。
■特徴#19/客ドアの裏面形状③ 塩ビガラス用のスリット
☆ 従来のキットでは塩ビ板を大きめにカットしすぎると、側窓部、ドア窓部のガラス貼り付け位置の凹部からはみ出してガラスが浮いてしまうことがありました。
→本キットでは、スリット(細長い穴)を客ドアのガラス部左右に設けました。
製品付属の塩ビガラスであれば、客窓部より多少大きく切り出してスリット部に差し込み、スリット部に接着剤を塗布して固定することも可能です。
■特徴#20/塩ビガラスの採用
☆完成品では、はめ込み式ガラスを採用している製品が多いのですが、これは、はめ込み式にすることでボディの肉厚を目立たなくできる。といったメリットがあります。
一方、はめ込み式ガラスにもデメリットがあり、
①はめ込みとするために凸形状となった窓の周辺は反射で白っぽく目立つことがあります。
②はめ込みとするため凸形状とすると、窓部のガラスの厚みが増すため、成型後の収縮によりヒケ(成形材料の肉ヤセ)が起きやすくなります。そのため、均一な厚みとするためガラスの裏面を凹形状とした製品も多数ありますが、凹部が反射してしまい「度の強い眼鏡のレンズ」のように見えてしまいます。
→本キットでは、従来から使用している塩ビガラスを使用します、これは旧型国電の場合、その多くが車体そのものにリベット、シル、ヘッダーなどの凹凸のディテールがあるため、はめ込みガラスにする効果が薄いのと、はめ込みガラスにした時のデメリットを考慮した結果です。実車の窓回りのようにすっきりとした仕上がりが期待できます。
■特徴#21/正面裏面の止まり穴
☆手スリやテールライトなどを別パーツ化するなどのディテールアップを行う場合、取付穴の位置決めしづらいことがありました。
→本キットでは、正面パーツの裏面に手スリ、テールライト、ジャンパー線納めの取付穴となる位置に、止まり穴を設けました。
☆残りの特徴(秘密)#22~#26 は次回紹介します。
<311> 国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台 2両編成セット・・・¥4,510-(税込価格)
製品紹介<311>国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台 2両編成セット
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