本社・商品企画部の牛久保です。
今回は、予約受付中の新製品「国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台」の製品詳細を紹介する企画、
未塗装キット「国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台」・26の特徴 !!
3回目となる今回は、特徴#11~#16を紹介します。
※図は設計・検討中のデータです。
▲ボディ関連のランナーです。
☆側面、妻面、別パーツ化した客ドアについてはご覧のとおりですが、
何やら車端のパーツや小窓一つ分のパーツがありますが・・・
■特徴#11/半室運転室車と、全室運転室車の作り分け
☆半室運転室とは「Box形運転室」とも呼ばれ、運転台部分コンパクトな個室のような形態で運転室正面に向かって右側に位置しているものです。
特徴としては、半室運転室とは反対側には客席が設置されているため、その部分は800mmの窓となっています。ちなみに運転室部側の窓は500mmの狭い窓が乗務員扉寄りに設置されています。
☆全室運転室は、運転台側の車端全体が運転室となっています。そのため運転台とは反対側の客席はなく、左右の側面とも乗務員扉の次に500mmの窓が並びます。
→本キットでは、ストレートに組むと「半室運転室車」となります。 また、付属パーツと差し替え、一部切り継ぎすることで「全室運転室車」として製作することも可能です。
■特徴#12/窓パーツ① 「半室(box形)運転室車用 」
☆500mmの狭窓は、半室運転室車と全室運転室車とで非妙に位置が異なり、半室運転室車の方が正面寄りに設置されています。
→本キットでは、500mmの狭窓の設置位置の違いを再現できるように、2種類の500mm窓パーツを収録しています。
▲乗務員扉と客ドアの間に「半室運転室用側窓」を組み込むことで、「半室運転室」の側面となります。
■特徴#13/窓パーツ② 「全室運転室用 」
☆ 全室運転室車の 500mmの狭窓は、客ドア寄りに設置されています。
→本キットでは、「全室運転室用 」の500mm窓パーツを収録しています。
■特徴#14/車端パーツ① 「運転室側車端パーツ・クハ用 」
☆ 運転台側の側面にあるステップはクハ16形では不要なので、従来のキットでは削除する必要がありましたが、周囲に多数のリベットがあるため
きれいに削除するのはたいへんでした。
→本キットでは、クハ用に側面ステップが無い車端パーツを収録しています。切り継ぎは必要となりますが、切り継ぎ位置は目立たない場所に設定しています。最初から分割しておけば?というご意見もあると思いますが、そうすると継ぐ部分の角が成形上わずかにダレてしまい継ぎ目が目立ってしまいます。
①ステップを削除する。②切り継ぐ ③あえてステップを残す(ステップ有りクハもありました。)といったように作業の選択肢が増えたといえます。
■特徴#15/車端パーツ② 「全室運転台用 」
☆半室運転室車と、全室運転室車とでは、運転台とは反対側の側面の窓幅に違いがあるのですが、
運転台側の500mm狭窓の位置の違いと同様に「側窓パーツ」で対応できるように思えますが、
実は「乗務員扉の位置も違う」のです。
・半室運転室車/正面から280mmの位置から乗務員扉
・全室運転室車/正面から330mmの位置から乗務員扉
→本キットでは、半室運転室車と、全室運転室車をしっかり作り分けるために、乗務員扉の位置については、
側面パーツを半室運転室車の寸法とし、全室運転室用は車端パーツとして収録しています。
■特徴#16/客ドアの別パーツ化
☆ 旧型国電は、製造時や更新時、転属時などで客ドアの形状が変わったり、様々な形状の組み合わせがあることが特徴です。
左右側面の客ドアの形状が揃っている方が珍しいとさえ感じるほどです。
ところが、客ドアの形状・配列を模型で再現しようとすると、客ドアをくり抜く加工が必要です
→本キットでは、客ドアを別パーツ化することで、交換時のためにくり抜く作業が無くなりました。
キットには一般的な「Hゴム支持の窓で腰部に補強のプレス付きの客ドア」を収録しました。
別形状の客ドアについては、グレードアップパーツとして企画中です。
☆客ドアパーツの裏面にも、いくつか秘密(特徴)があります。
☆特徴#17以降の紹介は次回に続きます・・・。
<311> 国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台 2両編成セット・・・¥4,510-(税込価格)
製品紹介<311>国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台 2両編成セット
■予約・問い合わせ案内文
※今回紹介した商品は、各販売店で予約を受付けております。確実に購入したい場合は、ご予約をおすすめ致します。
※販売店により予約締切日などが異なりますので、詳細は各販売店にお問い合わせ下さい。」
なお、メーカー受注締切は2月9日です。