毎度ご愛読ありがとうございます、営業部の加藤デス。
今回は「幌」についてご案内いたしましょう。
▲幌はオプションパーツ、あるいは補修パーツといった扱いで一般流通販売しております。
現時点で11種類(クロスポイント製品を除く)、それぞれ使用用途が細かく異なっています。どんなものがあるか簡単にですがピックアップしてみましょう。
▲完成品の前面や中間連結部分に使えるものですが、完成品には必要最低限の付属パーツとして同梱されているだけになっています。中間部分にも幌をつけたい…という場合、どれが適合する幌かを説明しましょう。
▲代表的なのは品番8614:丸型 グレー、8619:角型グレー。上面の形状が丸/角の違いのほか、画像のように天地寸法も異なります。
丸型=もともと気動車用に設計した幌です。弊社製品ではキハ54形やキハ150形、他には東武10000型や近鉄5800系列にも適合します。
角型=最も汎用性が高く、JRの殆どの車種と、私鉄でも幅の狭い貫通扉の車種ならば大体適合します。そのため最も売れている製品となっています。
グレー以外にも黒成型の製品もありますので、好みに応じてお求めください。
▲阪急の車両は幌もマルーン色なんですよね。完成品に中間幌が付属していなので、オプションで付ける方は結構いらっしゃるようです。
▲8616:丸型 マルーンBという製品がありまして、中間連結部分にも使えます。
▲8614:丸型グレーは先述のように近鉄5800系列にも適合します。もともと製品に前面用として付属していますが、中間連結部にも使えるのでお勧めです。
▲ちょっと特殊な幌があるので、こちらも説明いたしましょう。
8620:私鉄 先頭車用A グレーという製品があります。これは近鉄シリーズ21に付属する幌パーツで、あくまでも前面用として設計されています。ランナーに2種類収録されていますが、編成の前後で形状が異なるため、よく見ると留め金の彫刻に差異があります。完成品モデルの取説には取り付け向きが指示されています。
▲シリーズ21の出荷状態では幌は取り付けられていません。(製品には付属しています)
▲取り付けるとこんな感じになります。解像度が高いので精悍な顔になりますね。
さてこの幌、一般販売されているものですので使用用途はユーザーに一任いたしますが、完成品モデルの補修用として使っていただくもよし、特に形がいいので中間部分にもこれを使いたいというのもよし。「こうやって使わなければいけない」という制限はありませんので。
▲ランナーの中に3番の部品が収録されています。これ、列車の選別装置ですね。シリーズ21のスカートベースに取り付ける小物パーツですが、うっかり紛失してしまったときはこの幌を思い出してください。この部品も他の形式に使えるかもですね。
▲同様に8621:私鉄 先頭車用B グレーという阪神1000系の前面用もあります。
◆幌の取付方法
▲ゴム系接着剤を使用します。間違っても瞬間接着剤やセメント系接着剤はご使用にならないように!
というのも、ズレたりハミ出したりしたら修正できませんし、まして万が一の時に取り外すこともできなくなります。
ゴム系接着剤は溶着ではないので、いくらでも取り外すことができますし、ボディを傷めることもありません。
▲103系の妻面に取り付けてみました。幌枠の寸法にピッタリです。ゴム系接着剤の塗布はつまようじの先端にホンのチョイで大丈夫です。べったり塗りすぎるとはみ出した分を取り除くのに苦労します。少しはみ出るぐらいが適量でしょう。
▲はみ出した接着剤はつまようじやピンセットで摘まんで巻き取ればOKです。
◆ラインナップ(表示価格は税込)
デハ!