本社・商品企画部の牛久保です。
今年のゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
事前にいろいろと計画していたことが思い通りに実行できずに、
時間をもてあましてしまう方も多かったのではないでしょうか?
連休後の土日においてもステイホームが必要な昨今ですので、
今回はステイホームで楽しめる車両キットについてご紹介します。
▲写真は本社保管の製品サンプルの一部(生産休止品も含みます。)
☆1970年代より発売されてきたプラ製の車体キットは多くのモデラーに親しまれてきました。
☆一部の製品を除き再生産を繰り返しているため入手しやすいだけでなく、
「自分で作り上げる」という完成品では味わえないキット本来のおおきな醍醐味があるため、
完成品が主流となった現在でも多くのモデラーに支持され、多くの作品が製作されています。
◆板状キット/
☆グリーンマックスの代表的な車体キットとして1970年代から親しまれているもので、
一般的なプラモデルと同様の手法で製作することで、車体が組み立てられます。
☆他の前面パーツと組み替えて製作することや、切り継ぎ工作により
窓配置の変更や、両運転台車への変更などのような加工をしやすいのが特徴です。
▲板状キットの例/写真は<140>オユ10形と、<139>スロ54形
・板状の側面、妻面、屋根、床板と、床下機器、窓ガラスが収録されており、
各パーツを接着して車体を箱状に組み立てます。
・別売のパンタグラフ、台車などと組み合わせて製作する車体キットです。
◆一体成形キット(ボディ・屋根一体成形 )/
☆板状キット発売の合間の1980年代に屋根・ボディ一体成形タイプのキットも発売されました。
☆ボディの組立は不要なので、すぐにディテールパーツ取り付け、塗装ができるのが特徴です。
☆板状キットに比べると、車体の厚みがあるため改造・加工は多少やりにくいかも知れません。
▲一体成形キット(ボディ・屋根一体成形 )の例/
・写真は<168 >80系モハ80形300と、<165>70系モハ70形
・別売のパンタグラフ、台車などと組み合わせて製作する車体キットです。
◆一体成形キット(ボディ・屋根別パーツ)/
☆2000年前後あたりから塗装済みキットや完成品で採用されたボディ一体成形タイプで、
ボディと屋根は一体成形ではなく、別パーツとなっています。
☆組立精度はさらに向上し、組立もストレス無くできます。
☆組立自体を楽しむというよりも、ディテール加工や塗装作業に集中できるキットといえます。
▲一体成形キット(ボディ・屋根別パーツ)の例/
・写真は<18505>ハイクオリティ―エコノミーキットシリーズ・
JR113系7700番台30N体質改善車 基本4両編成ボディキット
☆別売の床下機器・台車セットと組み合わせて製作する車体キットです。
◆塗装済みキット/
☆模型趣味の細分化により一般的なプラモデル製作を経験せず、
鉄道模型をスタートした方も多くなってきました。
とくに、「塗装作業」については未知、未経験の方も多いと思います。
そこで、一部の製品では塗装済みとした車体キットも設定されています。
▲板状キットを塗装済みキットとした例/
・写真は<11028>着色済みマシ35(青色)、<13001>着色済みクモハ41形制御電動車(茶色)
・別売のパンタグラフ、台車などと組み合わせて製作する車体キットです。
☆ボディの車体色に近い色の樹脂で成形し、さらに車体色塗装を行ったものです。
☆屋根は、ダークグレーで成形し、屋根色が銀色の車種は、銀色で塗装しています。
☆窓枠、サッシ部などの一部を筆塗りすればさらにリアルに仕上がります。
▲一体成形キット(ボディ・屋根一体成形 )を塗装済みキットとした例
・写真は<1226T>京急1000形 4両編成動力付きトータルセット
・「トータルキット」は製作に必要な台車、床板・床下機器、
動力ユニット、パンタグラフなどが同梱されたキットです。
☆基本塗装がすでに完了しているため、組立作業や、一部の色差し程度の塗装作業で
手軽に完成できるのが塗装済みキット」の特徴です。
☆塗装が苦手だったり、塗装環境が無かったり、塗装用具が無いけれど、
「キット製作」に興味がある方は「塗装済みキット」からスタートすることをお勧めします。
☆紹介したキットは、パーツの切断、切削、接着といった一般のプラモデルと同様の作業・加工が必要となります。
詳しくはグリーンマックスのホームページにある キット製作マニュアル を参照願います。
※今回紹介した商品は、グリーンマックス製品取扱店で発売中です。
※店頭在庫の有無は、各販売店へ問い合わせ願います。