ならばその額縁、削ってしまおう。

修理部 名野です。

先日久しぶりの再生産がされた阪急8000系1次車。

コチラでもチラッと登場した増結運用の2連。

1次車の顔で増結の2両編成なのは、

8030F
8031F
8032F

上記3編成なのは、皆さんご存知かと思います。

中でも8031Fは、梅田側前面の額縁が削り取られていて、特徴があります。

では、それを模型で再現するとどうなるのか、製品を加工して再現してみましょう。

削る位置はここ。

前面額縁内側のヤネから側面に降りる角あたりから下です。

いきなりカッター等で削ると、やりすぎてしまうので、様子を見ながら少しずつ。

最初は、デザインナイフの先端で内側の角を取るような感覚で削いでいきます。

あらかたできたら、刃を立て、スライドさせる様に表面を均します。

カンナがけに近いですね。(やり方の説明は、コチラ

余計な箇所をキズつけないように注意します。

この段階で、窓枠の銀印刷ははがれてしまいますが、

今は気にせず、窓枠を傷つけないように注意しておきます。

不安な場合は、マスキングテープ等で簡易保護するのも手です。

下のフチよりやや奥まるような位置まで作業し、

目の細かいヤスリで仕上げておきます。

その際、額縁先端を軽く丸めにしておくと、それっぽくなります。

ひとまず形に。

通常顔と比較。

左がそのまま、右が加工後です。

どうでしょう?実車も微々たる差なので判りにくいですが、

微妙な表情の差は出たのではないでしょうか。

次回は、サーフェイサーを吹いて、表面チェックです。

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