本社・商品企画部の牛久保です。
今回は発売中のエコノミーキットのなかからセット品を紹介します。
▲長らく品切れだったセットも久々に再販されました。いずれも好評発売中です。
☆近年、完成品のみを購入されるユーザーが大半であるなかで、完成品では物足りない方がキットに興味を持たれることが増えているようです。
▲1980～1990年に刊行されたグリーンマックスのカタログ
☆グリーンマックスがキットを盛んにリリースしていた1970～1980年代はユーザーの大半が「プラモデル」製作を経験しており、道具や工作技法を持ち合わせていたため「組立作業」、「塗装作業」についても特に抵抗なく行っていました。完成品の種類が極端に少ない時代でしたから、組立・塗装することで車種を簡単に増やすことができるキットはたいへん重宝されていました。
☆時代は流れて1990年代ごろから新規参入のメーカーの攻勢もあって、飛躍的に完成品の種類が増えていき、「待っていれば欲しいものが製品化される。」という考え方が広まったように思えます。その一方で、「待っていても製品が出ない。」あるいは「発売された製品が自分の思っていたものと違う。」、「売り切れて手に入らない」という理想と現実のズレが大きくなっていったのも事実です。そういった状況の中で「自分の欲しいものは自分で作る。」という原点回帰がわずかではありますが始まっています。
☆前置きはそのくらいにして、久々に生産されたセット品を紹介しましょう。
※写真の車両は、すべて組立・塗装した作例です。
▲長らく品切れだったエコノミーキット客車セット
画像は<101>、<102>、<106>
☆未塗装キットの客車を編成テーマ別にアソートしてセットとしたものです。
<101>81系 和式客車 ５両編成セット・・・￥4,620―(本体価格￥4,200―)
<102>小荷物 専用列車 5両編成セット・・・￥4,180―(本体価格￥3,800―)
<106>小荷物列車 PartⅡ 5両編成セット・・・￥3,960―(本体価格￥3,600―)
※<106>に含まれるマニ44形は、従来の板状キットではなく、一体成型の新仕様となっています。台車もマニ44専用の＜5050＞ＴＲ232が別売されています。
▲画像は<104>、<105>、<107>
<104>ローカル 普通列車 5両編成セットセット・・・￥3,850―(本体価格￥3,500―)
<105>特急「はつかり」客車 5両編成セット・・・￥3,850―(本体価格￥3,500―)
<107>ローカル列車 PartⅡ 5両編成セット・・・￥3,960―(本体価格￥3,600―)
▲画像は<103><108><109> ※2020年1月発売予定
<103>寝台 急行列車 5両編成セット・・・￥3,960―(本体価格￥3,600―)
<108>夜行 急行列車 5両編成セット・・・￥3,960―(本体価格￥3,600―)
<109>帰省 臨時急行 5両編成セット・・・￥3,960―(本体価格￥3,600―)
続いて、旧型国電の未塗装キット・セット品です。
▲画像は<202>、<203>、<204>、<205>
<202>新潟ローカル国電70系 6両編成セット・・・￥4,950―(本体価格￥4,500―)
<203>全金湘南80系300番代 6両編成セット・・・￥4,950―(本体価格￥4,500―)
<204>流電52系（飯田線タイプ）4両編成セット・・・￥4,180―(本体価格￥3,800―)
<205>初期型湘南（80系一次車）6両編成セット・・・￥5,060―(本体価格￥4,600―)
☆<205>は一体成型ボティーとなった新仕様です。
▲写真は<206><207>
<206>身延線 低屋根 4両編成セット・・・￥3,740―(本体価格￥3,400―)
<207>飯田線 荷電併結 5両編成セット・・・￥4,070―(本体価格￥3,700―)
※以上紹介したセットはすべて未塗装キットです。
※セットにはステッカー、車両マーク、台車などは付属しません。別途台車、車両マーク、動力ユニット、動力台車枠・床下機器セットなどをご用意願います。
☆素組みでサクッと組み上げるもよし、市販されている豊富なディテールアップパーツを組み込むもよし、改造して別形式にするもよしといった具合に作業前にいろいろと思いめぐらせることができるのもキット製作の醍醐味といったところでしょうか?
さて、年末年始はどのセットを作りますか?
※今回紹介した製品は、グリーンマックス製品取扱店にて好評発売中です。( <103>、<108>、<109>は2020年1月発売予定。 )