本社・商品企画部の牛久保です。
今回は「電飾のヒント(ストラクチャー編) 」を紹介します。
▲写真は、グリーンマックスのイベント展示走行用レイアウト(都会セクション)の夜景。
☆もうすぐクリスマスです。この季節になると街中がイルミネーションで飾られてとても華やかです。
鉄道模型のレイアウトでもきらびやかな夜景を再現したいと思う方も多いでしょう。
▲グリーンマックスのストラクチャーは1970年代からのロングセラーも多く、いろいろなシーンを再現するのに重宝されていますが、製品仕様としては電飾を考慮した仕様とはなっておらず、何かしらの光源(光を発するもの)を加工して組み込む必要がありました。
▲近年、安価で安全なLED(発光ダイオード)が低価格・一般化したおかげで、低消費電力でも明るく光、熱もほとんど発生しないという特長から、プラスチック製の製品にも安心して組み込むことができるようになりました。
しかし、LEDを点灯させるためには、点灯回路を組む必要があり、同時にLED、電池ボックス、電線、抵抗などを接続する「はんだ付け」が必要となり、試してみようにも腰が引けてしまう人も多いと思います。
☆そこで今回は市販されているLED点灯ユニットを紹介したいと思います。
▲市販のLED点灯ユニットの一例(いずれも100円ショップで購入)
☆例年クリスマスの時期となると、手軽にイルミネーションを楽しむためのグッズが100円ショップにもたくさん並びます。
毎年いろいろな種類が増えていて、鉄道模型向きなものも多くなりました。※既に配線済みなので、指定の電池を入れるだけで点灯します。
▲写真のLED点灯ユニットは、電源として市販の乾電池(単3×2本)でLEDが10個点灯できることから、1つのユニットで複数のストラクチャーを点灯することが出来そうです。
▲写真のLED点灯ユニットは、LEDが基板実装用の小型タイプで、指向性が広いので1灯だけでも小型の建物なら点灯できそうです。
▲発光色も蛍光灯のようなホワイト(白色)、電球のようなシャンパンゴールド(電球色)の2種類があります。
☆時代や地域によって発行色を使い分けるとよいでしょう。
たとえば古い外観の建物なら「電球色」、近代・現代的な建物なら白色としたり、街路灯の場合なら、昭和40年代くらいまでは裸電球+アルミ製傘を組み合わせた街路灯が多かったので「電球色」、それ以降は徐々に蛍光灯(白色)が増えてきて、現代は蛍光灯がLED灯に代わる過渡期で、設置場所によって発光色が使い分けられています。
▲写真はLEDを組み込んで点灯させたもの
☆下記の未塗装キットを塗装・組立したものを使っています。
<2161>商家 切妻(2棟入)・・・¥2,200―(本体価格¥2,000―)
<2165>むしこ造りの町屋としもたや・・・¥1,760―(本体価格¥1,600―)
☆ガラス戸からの漏れる光と影に注目です。
▲撮影用にLEDを置いて、建物をかぶせただけでしたが効果はご覧の通りでした。ちゃんと組み込む場合は、LEDを壁や屋根から少し浮かせて固定すれば壁が透けることもなく窓から光が見えるようになります。またガラス戸・窓は半透明のテープや紙を貼ることで直接LEDを見せないようにできます。
※今回紹介したストラクチャーは好評発売中です。グリーンマックス製品取扱店にお問い合わせください。