☆☆☆客車キットの床下機器について

本社・商品企画部の牛久保です。
今回は「客車キットの床下機器」について紹介します。

▲<11017>着色済みナロハネ10形(茶色)の組立説明書

☆図は上から車体の側面図(上面図)、組立基本図、床下配置図となっています。

 

▲<11017>着色済みナロハネ10形の床下配置図

※組立説明書の床下配置図は「実車における床下機器の配置」を解説しています。
一方、同梱されている床下機器は、一般的な客車1両分の床下機器を収録したものなので、車種によってはキットに同梱されている床下機器パーツだけでは数量が足りない場合があります。
※上図のナロハネ10の場合はトイレ流し管[J]が2か所に設置されるように図説されていますが、同梱されている床下機器パーツにはトイレ流し管[J]は1個しか収録されていないので、気になる方は発売中の「客車用床下機器セット」をご利用ください。

 

▲<8592>客車用床下機器セットA(5枚入り)・・・¥800-(本体)

☆主に旧型客車向けの「床下機器1」のランナー枠が5枚入ったセットです。
☆収録機器は以下の通りです。

▲<8593>客車用床下機器セットB(5枚入り)・・・¥800-(本体)

☆主に新型客車向けの「床下機器2」のランナー枠が5枚入ったセットです。
☆収録機器は以下の通りです。

▲<11042>着色済みスロ53形(茶色・青帯付き)組立例
☆写真では台車の左側にトイレ流し管、右側に車軸発電機が取り付けられています。

▲裏返して下から見たところ。

矢印の車軸発電機[O]ついて
☆実車の場合、車軸と車軸発電機の間に回転を伝えるためのベルトありますが、模型では台車が左右に大きく振れて曲線区間を通過できるようにするため潔く省略されています。

☆車軸発電機の本来の役割を考えると、台車により近い位置に設置したところですが、写真のようにもっとも大きく台車を振った際でも接触しない位置にすることが必要です。

 

▲矢印のトイレ流し管[J]ついて
☆実車の場合、便所の直下に設置されている場合がほとんどです。

☆車種によって設置位置、設置数量が異なりますが、一般的な座席車・寝台車の場合はボティの端にあることが多いため、写真のように台車を左右に振るとカプラーポケット(バネが入っている場所)が当たってしまうことがあります。

写真の場合は、曲線C248までは通過できますが、それ以下の曲線は通過できなくなりますので、①トイレ流し管は設置しない。 ②床板ではなく、台車のカプラーポケットにトイレ流し管を接着する。③ボディマウントタイプ(台車ではなく車体側に取り付けるタイプ)のカプラーに替える。 ・・・といった工夫が必要となりますが、走行させる曲線、工作技術・経験、他の車両との連結方式といったユーザーごとの条件の違いと照らし合わせて選択すればよいと思います。


▲グリーンマックスNゲージ総合カタログVol.7(1986年刊行)より抜粋

※写真は今回紹介したプラ製の床下機器に変更された直後のカタログより抜粋したコラム欄です。車種や時代、走行線区により床下機器の配置や搭載機器の違いが大変興味深いものです。

 

もう一つ、注目して頂きたいのは・・・

▲「ガーランドベンチレーター」パーツ

写真はオプションパーツとして発売中の<70-5 >ガーランドベンチレーター(大小各20個入り)・・・¥500-(本体価格)
※写真に写っているランナー枠が2枚入っています。

☆注目は左端の四角い箱は「大型電池箱」です!!
客車用床下機器セットA・Bに入っている旧型電池箱[D]の倍のサイズで、
主に寒冷地向けの車両に搭載されていました。ぜひご利用ください。

 

今回紹介した客車用床下機器セットA・B、ガーランドベンチレーターなどが同梱されているセットも合わせて紹介します。

▲現在予約受付中のエコノミーキット客車セット3種

※商品概要はこちらです。
http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM103-109.pdf

※今回紹介した「エコノミーキット客車セット3種」は、各販売店で予約を受付けております。確実に購入したい場合は、ご予約をおすすめ致します。
※販売店により予約締切日などが異なりますので、詳細は各販売店にお問い合わせ下さい。」
なお、メーカー受注締切は9月25日です。

 

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