修理部 名野です。
だんだんシリーズ化してきた、この内容。
今回も、分解に少しコツの要る製品です。
※この分解方法は、メーカー推奨の方法ではありません。
分解・加工時の破損は、有償修理になりますのでご了承ください。
<4429>近鉄1026系京都・奈良線 6両編成セット(動力付き) ¥21,500-(本体価格)
この製品も京成3700形と同様、塗装済みキットから完成品に昇格した品です。
もともとあった金型を生かして、ライトユニットと完成品用床板がはまるように調整され、製品化されました。
いわば、新旧設計のハイブリッド構造なため、分解にはややコツが必要になります。
床板、
屋根はいつもどおり。
ライトユニット(ガラス)を外す際は、まずここを押します。
硬いようであれば、ボディ上面を裏側から押し上げると良いです。
うまくいけば、ヘッドライトレンズが上の写真のようにずれます。
後ろにずらしたら、上の写真位置を押して引き出します。
綺麗に抜き出せました。
あとはガラスを外すだけ。
引っかかったまま無理に引き抜くと、ヘッドライトの枠が凹んでしまいます。
ライトユニットも分解してみましょう。
ユニット後ろ側を広げ、
裏蓋をとり、
ライト基盤を片側ずつ、慎重に外します。
最後はプリズムを抜くだけ。
全体図。
ライトプリズムは、ヘッド・テールライト、標識灯の3ピースからなっています。
加工の際の参考にどうぞ。
標識灯の受光部を黒く塗りつぶせば、標識灯全消し仕様。
片側だけプリズムを黒く塗れば、準急や急行に。
これを知っておくと、別売のオプションステッカーを使用するときによりリアルな列車種別を再現できます。
<6815>近鉄通勤車(京都・奈良線)対応行先表示ステッカー ¥1,300-(本体価格)
因みに、組み立てるときはヘッド→テール→標識灯の順で組みます。
標識灯のプリズムを先に組むと、ヘッドライトプリズムがはまらなくなりますのでご注意を。