☆☆☆プレイバック<2018年発売品>

2018年12月31日はグリーンマックス本社および修理係は休業いたしております。
当日は電話でのお問い合わせには応じられませんのでご了承下さい。

本社・商品企画部の牛久保です。
今回は今年の締めくくりということで、2018年に発売された新製品の中から注目された仕様や車種を振り返ってみましょう。

 

▲みなさんはどの製品をお持ちでしょうか? 来年もユーザーの皆様に喜んでいただけるような製品を1つでも多く発表したいと思っていますのでご期待ください。

 

■■ライトユニット■■

今年2018年のグリーンマックス製品の新製品は昨年に引き続き、新製品の各車種に搭載された「ライトユニット」が大きな話題となりました。従来品よりも高輝度化を図り、ヘッドライト・テールライト以外の灯火、表示部についても積極的に点灯させる仕様は、昨年同様たいへん多くのユーザー様から反響と高い評価をいただきました。今年を代表する製品をいくつか紹介します。

▲京王5000系(京王ライナー)
☆座席が運用に応じてクロスシート/ロングシートに変換可能で、外観もスタイリッシュな車体・前面であることから新たな京王電鉄のフラッグシップ車として人気があります。ヘッドライトと装飾灯は「LED」で模型化の際にポイントとなる部分ですので、ライトユニットのプリズムやライトカバーの構造・形状を工夫することで実車の雰囲気そのままのライト点灯が可能となりました。今年発売されたクロスシート仕様に続いて、新規金型のロングシートパーツがついた「京王5000系(ロングシートモード)」が2019年1月に発売予定ですのでご期待ください。

▲京阪3000系快速特急「洛楽」
☆製品において現時点で先頭車のライトユニットの搭載LED数が最多の5個となっている車種です。ヘッドライト、テールライト、装飾・愛称表示灯、行先表示、種別表示をそれぞれ実車に即した灯色とし、輝度が落ちないように発光部の直下に配置するなどライト点灯ギミックが大変評価されました。

▲東急2020系、6020系
☆実車は東急電鉄の次世代エースと呼ばれている形式です。車体はsustina(サスティナ)仕様で正面はスカートを含めた流面形となっているのが特徴です。製品では実車の車体形状の再現にとどまらず、LED方式となったヘッド・テールライトの構成形状までしっかり再現しており、ユーザー様からは「ライトを消してもリアル!!」と高評価をいただきました。

▲ライト消灯時のヘッドライト部/複数のLEDが配置されているライト部を再現しています。

▲近鉄22000系ACEリニューアル車
☆実車は喫煙室や荷物室の追加により窓配置に変化があるほか、車体色がクリスタルホワイト+ブライトイエロー+ゴールドの軽快なものとなり、さらにボディデザインにマッチしたものとなっています。

製品は新規金型の車体とライトユニットの組み合わせとなり、クとモの車体長の違いの再現、行先表示部の点灯化などグレードアップしています。

 

■■高精細な印刷■■

☆近年、広告媒体として定番化しているラッピング車両については、グラフィカルなデザインが多く、高精細な印刷によるリアルな仕上がりが製品の大きな魅力となっています。

▲近鉄3220系KYOTO-NARAラッピング
☆実車は2編成が登場時から京都と奈良を名所をイメージしたラッピングをまとっていました。模型化に当たってはラッピングデザインの再現が難しかったのですが、近年高精細な印刷ができるようになったことを踏まえてようやく製品化できました。ラッピング仕様で運用された期間がかなり長かったため、近鉄3220系=KYOTO-NARAラッピングのイメージを皆さんお持ちのようで発売後すぐに品切れとなりましたが、2019年4月にもう車番が異なる編成を発売予定ですのでご期待ください。

 

▲京王8000系大規模改修車 高尾山トレイン
☆実車は編成の各車に四季折々の高尾山のデザインをラッピングした車両です。模型でも高精細な印刷で自社の雰囲気をしっかり再現しています。
もちろん、「大規模改修車」ならではの中間車化された元先頭車など見どころ満載です。

 

 

▲京急600形、新1000形 リラックマラッピング電車×3種
☆可愛らしいキャラクターが多数ラッピングされた車両は、ベース車両各編成が赤色・青色・黄色だったのでさらにカラフルなものになりました。「インスタ映え」する車両ですので運用中は追っかけの女子鉄の皆さんが多数乗っていたり、撮影したりと話題になりました。
模型のほうも製品化発表後たいへんな反響がありました。車両ケース・スリーブ・ラベルすべてがスペシャル仕様なので、パッと見は鉄道模型には見えないくらいラブリーです。(笑)

▲京急2100形けいきゅん号
☆こちらは京急電鉄創立120周年に合わせて、京急のキャラクターがラッピングされた車両です。アニバーサリーイヤー物はどのジャンルでも根強い人気があるようです。

 

▲JR九州BEC819系(DENCHA)
☆JR九州の車両といえば、車体全体に配置された各種の表記・ロゴマークが特徴で、製品でも大きな見せ場となります。BEC819系(DENCHA)ではさらに床下にたいへん目立つ青色の大型蓄電池を搭載しているところがポイントです。多系列の車両との併結運転されるなど模型的にも楽しめる車種です。

 

■■企画もの■■
☆引退記念や、アニバーサリーイヤー関連といった実車にまつわる企画商品は、特製スリーブ・車両ケース・ラベルなどのスペシャルパッケージをはじめ、冊子やステッカーなど商品内容に合わせた特典を盛り込んでいます。

 

▲JR103系さよなら大阪環状線103系
☆引退記念ということで、車両ケース、スリーブだけでなく、103系ファン垂涎の秘蔵写真集が冊子として付属しています。

▲着色済みエコノミーキット・シリーズ

☆長年ご愛顧頂いているエコノミーキットの中で最も古参キットである客車、旧型国電キットについては、新たな工作ファン層に向けて「着色済みエコノミーキット」シリーズを新たに追加しました。単なる成形色替えだけではなく、ボディは塗装済み(一部の車種は屋根・ベンチレータも塗装済み)、さらに等級帯、等級表記がある車種については印刷済みとするなど、完成品に匹敵するクオリティーで塗装が苦手な方、塗装用具が無い方、塗装経験がない方々にもキット組立の醍醐味を味わっていただくことができると思います。

▲オロネ10(茶色)/ぶどう色2号の車体に淡緑6号の帯、「寝台」の表記といった昭和30年代のスタイルを再現しています。

もちろん、従来から発売しているエコノミーキットは継続販売していきますので、ベテランモデラーも工作派のみなさんもご安心を・・・

 

■■動力ユニット■■
2015年に完成品シリーズに搭載以来、多くの皆様から高評価をいただいている「コアレスモーター動力ユニット」です。車体長のバリエーションは17m(2019年2月発売予定)、18m、18.5m、20m、21mの5種で、カプラー長や台車の軸距離の違いを含めると、8種類となります。

2モーター動力ユニットとの取り付け互換性がありますので、品番4000番台の完成品の動力車のバージョンアップ、あるいは「動力無し」編成の動力化などにご活用ください。もちろん、エコノミーキットや、他社のディスプレイモデルにも多少の加工は必要ですが取り付け可能なのでぜひ、ご利用ください。

▲コアレスモーター動力ユニット(18m級・長軸距)
☆エコノミーキットの東急5000系をはじめ、いろいろな車種に利用できます。動力台車は20m級ほかと互換性がありますので、短軸距と長軸距を入れ替えて組み合わせることで、万が一の店頭品切れの際にも対応できます。

☆☆☆もちろん、今回紹介した製品以外にも2018年には新製品、再生産品が多数発売されましたが、皆様はどの製品の印象が強かったでしょうか?2019年も皆様にとって良い年でありますように・・・

 

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