商品管理部名野です。
本日はJR九州の変わり種、BEC819系の発売が近付いてきましたので、量産先行品をご紹介します。
<30776>JR九州BEC819系(DENCHA)2両編成セット
<30777>JR九州BEC819系(DENCHA)4両編成セット
交流電車でありながら、床下に蓄電池を搭載し非電化区間でも走行ができる車両です。
現在、JR九州管内の筑豊本線(若松線)を主な活躍の場としています。
“DENCHA”という愛称がついていて、「Dual ENergy CHArge train」の頭文字からとられています。
見た目は817系と似ていて実車の基本性能もほぼ同じですが、蓄電池搭載と非電化区間走行を考慮した様々な変更がなされています。
パンタグラフと走行関連の機器を搭載した車両です。
相方となるクハBEC818に蓄電池を搭載する関係上、走行系の機器ほぼすべてが集約されているのが特徴です。
こちらは付随先頭車。
各部ロゴが賑やかですが、鮮やかな青色の蓄電池が特に目を引きます。
パンタグラフの屋根周りは非電化区間のトンネルに対応できるよう、一段低くなっています。
817系と比べると形状が大きく変わっているのがわかります。
817系と異なり、BEC819系では妻面貫通扉にガラス戸が設けられています。
追突防止用にどっとパターンの柄がありますが、製品でも再現しています。
前面の各種ロゴマークも817系同様高精細印刷で表現。
前面ガラスは、LED式ヘッドライトの「ツブ」表現もあります。
製品のセット構成は、2両編成単独と、2+2両の運用の4両セットの2種類。
動力付きの2両セットです。
若松線の若松―折尾駅間ではこの状態で運用されています。
若松線は非電化区間なので、パンタグラフは畳んだまま走行します。
行先は、「若松線」を印刷済み。
こちらは、2編成繋げた姿のセットです。
行先は「普通 直方」が印刷済みで、ラッシュ時などの増結運用で電化区間の直方まで直通する列車などが該当します。
他にも筑豊本線を走る817系とも連結することがあります。
発売済みの福北ゆたか線仕様の1100番台や2000番台などと一緒に楽しむこともできます。
817系1100番台・・・<30237>(動力付き)または<30238>(動力無し)
817系2000番台・・・<30666>(動力付き)または<30667>(動力無し)
連結する場合は、動力無しの増結セットを組み合わせるのがちょうど良いです。
パンタグラフを下げた状態でも走行できる電車BEC819系は、12月19日(水)メーカー出荷予定です。
817系とも合わせて、是非どうぞ!