【製品案内】着色客車キットの中から

毎度ご愛読ありがとうございます、商品管理部の加藤デス。

11月7日に着色客車キットシリーズの第2弾を出荷致しました。今回のキットは10系寝台を含む軽量客車や食堂車などで、ぶどう色2号で塗装されていたグループとなっています。

▲ざっと10種類!お好みの編成に仕立てるのもよし、とりあえずどんなものか作ってみようという感じで臨んでみるもよし。

今回はこの製品群の中から気になる車両を1つピックアップしてみようと思います。

▲取り出したるは【11017】ナロハネ10形(茶色)。茶色というのは一般的な色の認識ですが、ぶどう色2号という国鉄で標準の呼称があります。それはともかく・・・ナロハネ10って?

グリーンマックスの製品で「ナロハネ10」として発売するのは初めてです。「オロハネ10」なら知ってる!という方も多いでしょう。ナロハネはオロハネになる前身の形式名です。

ざっくりいうと、冷房改造を受けて重量が増えたことで「ナ級」から「オ級」になった、という経緯があります。ちなみにロネ=A寝台、ハネ=B寝台の合造車ということで「ナロハネ」という形式ができあがりました。

▲パーツ構成。ボディはぶどう色2号に2等車を表す緑の帯を印刷。屋根板や屋上機器は銀で塗装されています。

▲銀塗装はGM鉄道カラー№.8相当です。

▲ざざざっと一気に組み上げてしまいました。組み立てただけでここまで完成に近いので、このキットの利点がよく分かるかと思います。また、等級帯が印刷済みであることもさらに利点といえます。このほか今回の発売グループではオロネ10形とナロ10形にも等級帯が印刷されています。

▲ナロハネ10形は車体中央に乗降扉があり、ステップが床板に当たって車体が膨らんでしまうのでしまうので、ほんの少しですが「逃がし加工」をします。説明書には書かれていませんので任意で行なって下さい。

▲さてこの不思議なパーツは何だ?!

初めて見る方には解からないかもですが、要は屋上の送風機部分の突起です。切り出したゲートの痕が気になる方は塗料の8番で(できればビンカラーのほうで)タッチアップして下さい。

▲こんな感じに並びます。取り付け位置は説明書に従っています。

▲ナロハネ時代は非冷房なので、中央の乗降扉の上には冷房装置がありません。これがオロハネになると、模型では冷房装置のモールドがある専用の屋根板になります。

床下機器の配置もオロハネとは異なります。オロハネでは冷房を載せているのでディーゼル発電機が搭載されていますが、ナロハネでは取り付けられていません。

ナロハネ10形は主にSL時代の客車列車編成に組み込まれていました。

■今回出荷分の製品ラインナップ

《11011》着色済み ナハ10形(茶色)…¥1,400-
《11012》着色済み ナハフ11形(茶色)…¥1,400-
《11013》着色済み ナハネ10形(茶色)…¥1,400-
《11014》着色済み スハニ35形(茶色)…¥1,200-
《11015》着色済み ナロ10形(茶色)…¥1,600-
《11016》着色済み オロネ10形(茶色)…¥1,600-
《11017》着色済み ナロハネ10形(茶色)…¥1,650-
《11018》着色済み マシ35形(茶色)…¥1,200-
《11019》着色済み オシ16形(茶色)…¥1,450-
《11020》着色済み オシ17形(茶色)…¥1,450-

発売中です。

デハ!

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