毎度ご愛読ありがとうございます、商品管理部の加藤デス。
新しくラインナップされた着色済みの車両キット(旧型客車/旧型国電)が発売中ですが、11月上旬には新たに客車の第2弾が発売予定になっています。
ロングセラーの未塗装車両キットの「着色成型+塗装」を施した製品となっており、塗装工程を省くことで完成まで最短で工作できるというものです。
▲最初に発売したグループは客車のほかにも旧型国電があり、いずれもぶどう色2号単色で着色されています。
今回はこの着色キットの組み立てについてカンタンなアドバイスをご紹介します。
※土・日曜・祝日はグリーンマックス本社および修理係は休業いたしております。 電話でのお問い合わせには応じられませんのでご了承下さい。
▲とりあえずマニ60をチョイスしてみました。客車は工作が非常に楽なキットで、入門にはちょうどいいアイテムです。
「キットの組立は自信がない…」「難しいんでしょ…?」
と思う方。まずは手を動かしてみましょう。少しでもきれいな仕上がりを目指して。
▲用意するものは最低でもこの3点、逆に言えばたった3点です。
・接着剤(流し込みタイプを推奨。点けすぎ、はみ出しのリスクが少ないです)
・ニッパー(プラモデル用を必ず用意して下さい。)
・デザインナイフ(模型工作なので大きめのカッターは怪我の元になるのでお勧めできません)
工具はそれぞれオススメする理由があるので、専用品をご使用くださいね。
▲早速ランナーから切り離しました。ランナーとパーツをつないでいる「ゲート」はある程度残して切り離すように。何でかというと、思いもよらないほど部品をえぐってしまう可能性があるからです。あとで少しずつニッパーで切り落とすようにします。
▲こんな感じで残し…
▲ニッパーとナイフでえぐらないように気をつけながら平滑に削ぎ落とします。やすりがけするとさらに仕上がりが美しくなります。(が、今回は割愛。)
▲パーツの組み合わせが分かりにくいな・・・どれとどれを接着するの?
迷ったらパーツの裏を確認。この場合2と2を接着するわけですね。なるほど納得。
▲わりと難しいと思われがちの接着。板キットの組立は基本的に「L字」に組んでから「口の字」にするというのが一般的です。側板と妻板を直角にしながら接着剤を裏側の接合部分に流し込みます。ほんの少しならはみ出してもリカバーできますので、あまり気を負わずにやってみましょう。
▲L字にしました。流し込み接着剤はわりと速乾性があるので、数分である程度固まります。また、ある程度の直角が出ていれば少しぐらいの歪みは問題ありません。次の工程で補正できます。どちらかというと垂直方向には正確に接着しなければなりませんので、注意すべきところはこちらですね。
▲それぞれのL字ボディを接着します。ここまでほんとに数分です。
▲さて、屋根板を載せます。まだ載せるだけです。すると「口の字」で多少歪んでいたものが補正されますので1つ不安は解消されますね。
これで問題ないと思ったら室内側から流し込み接着剤でがっちり固定!
・・・いや、まだ窓セルを入れたほうが・・・という方は屋根の接着を後回しにしても大丈夫です。とにかく口の字の段階で歪みを補正することが重要です。
▲ところで、着色キットは屋根の色を優先ているため、同じランナーに収録されている床板もグレーのままです。気になさる場合は床下機器を接着したあとに黒で塗装してください。
▲アタシの場合は何度も工作しているからかもしれませんが(というかこの記事のためもあるので)、15分程度でここまで組み上げましたが、模型工作はスピード勝負ではありません。ゆっくりじっくりていねいに行なって下さい。
■発売中の着色車両キットのラインナップはこちらをご参照下さい。pdfが表示されます。
客車その① 品番:11001~11005
客車その② 品番:11006~11010
国電その① 品番:13001~13004
第2弾(主に10系客車)は11月上旬発売予定です。ご期待下さい!
デハ!