都会型対向式ホームの組立 ③ ホーム形状のアレンジ

出荷担当の関根です

前回 各パーツのやすりがけ まで終わりました。

今回 組み立てキットの利点を活かして形状のアレンジをしてみます。

組み立て説明書には形状変更の例があります。

↑基本形 屋根、側壁をそのまま使用します。

↑No,2132 中型駅 ¥1,600(本体価格)と接続する場合の加工例です。

支柱取り付け部分とブロックのラインを目安にカットします。

組み立て説明書どおりに側壁をカットして組み合わせたイメージです。

関連記事 No,2132 中型駅 作例まとめ と 小加工

↑屋根を短縮する例です。

ホーム端の部分の柵を取り付ける場合は側壁を記載寸法で切り取ります。

屋根の長さは実物を観察して現物合わせでお好みの寸法でカットします。

柵パーツを使わず側壁の中間で切り取り、ブロック部分を残す形状も可能です。

ホーム端用に製作する場合は接続部分を切り離し、側壁裏側を平らに処理します。

柵パーツを取り付ける加工をしてみます。

プラスチック用カッターを使い

数回に分けて溝を深くし

デザインナイフに持ち替えて

溝の中心をなぞり切り離し

切り口を平棒やすりで仕上げました。

側壁の分割例です。

一例ですので、イメージに合わせて自由に形状を変更してください。

屋根パーツを切断します。

側壁の長さと支柱の位置に合わせて長さを決めました。

デザインナイフで印を付けて

スレンレス製定規をあてがい、屋根モールドの溝に沿って

プラスチック用カッターを数回往復させて筋を彫り

最後はデザインナイフを使って切り離し

棒やすりを使って切り口を仕上げました。

屋根のモールドを意識して自然な形になるように気をつけています。

側壁と屋根の準備ができました。

↑説明書にはない形状で切り出しています。

イベント時に使っている展示台の対向式ホーム作例は

上写真の様な位置で加工しています。

床板(ホーム上面)の加工例に移ります。

地下通路で接続するホームを再現する場合のみの階段の加工例です。

この部分は目指す駅の形状に合わせて、お好みで選択してください。

ホーム上面の裏側に階段を模した部分がありますので

ここを切り抜きます。

V字型の切り込みに沿って切断します。

階段面に対して切り口が垂直になるように

やすりがけをしました。

組立説明書には

◆階段上部を図のように平らにすると接着しやすくなります。

と記載がありますので

図を見ながらニッパーとやすりを使い

仮組を繰り返しながら加工しました。

ホーム上面の切り口も垂直にやすっています。

階段を囲う壁パーツの上面を平らにやすりがけをして

↑ 階段側壁パーツをゴム系接着剤を使って仮止めし

切り出した階段も仮止めして

組み合わせを確認し

問題なしの状態になったところでプラスチック用接着剤で

階段側壁を接着し、なるべく合せ目が目立たなくなるように

やすりがけをしました。

階段と階段側壁は塗り分ける予定なので まだ接着しません。

ホーム上面裏側には選択式の支柱と柵用準備穴がありますが

ここが上写真(ようじの先端部分)の様に上面に小さく貫通している部分が

あります。

側壁を加工し どの穴を使うか確認した後、不要な部分を

パテを使って埋め、

硬化後 平らに処理しました。

ホーム端パーツです。

このパーツはホームを2本以上つなげる場合には

余る製品構成ですので 以下失敗しても安心な加工例の

ご紹介です。

ホーム端パーツを仮組みしてみます。

パーツの断面にはタイルのモールドがありませんので

少量のゴム系接着剤を使って仮止めし、タイルがつながって見えるように

デザインナイフを使ってモールドを追加してみました。

製品状態のホーム端階段を一番上 実物写真のような形状に

してみました。

プラスチック用ニッパーでざっくりカットし

同様に余る 階段の無いホーム端パーツに取り付けて再現できます。

手すりの付いた階段もあるようです。

都会型対向式ホームセットには手すりは付属していませんので

着色済みストラクチャーキット

No,2798 乗降台(クリーム)¥1,000(本体価格)

同じ形状の成型色でグレー、ライトグリーン、ライトブルーと

4色のバリエーションがあります。

このセットの階段部分を使うことで再現できそうです。

組立説明書内では両側に階段を取り付けるイラストがありますが

片側だけの階段付き乗降台を製作した場合 余るパーツを加工して

再現できると思います。

関連記事 乗降台 作例

以上小加工例のご紹介でした。

組立作例に戻ります

ホーム上面には、裏側に階段を模したモールドがある為に

僅かに ヒケ が出ていますのでこの部分を400番の荒めな紙やすりを使って

平らに見えるようにやすりがけしました。

ホーム端パーツを接着する前に 合せ目に隙間ができないようにやすりがけして

接着剤を使って固定します。

その前にNo,2130 小型駅 ¥1,200(本体価格)

と 始めから接続を前提で製作する場合には

駅舎接続予定部分のみ 仮組のままにしておいてください。

小型駅と対向式ホームの接続方法は

↓小型駅の組立説明書内のホーム接続方法イラストより

上記説明図は対向式ホームを説明書どおりに完成させた後に

小型駅を接続をした場合のイラストとなっており

製作時より小型駅と接続する対向式ホームとして製作する場合は

簡単な小加工を行ないますが、ホーム端パーツを使わない方が

更に実物に沿った形状再現が可能にできる為です。

具体的には接続部分の側壁と屋根の隙間が少なく製作できます。

小型駅との接続方法から、戻りまして

ホーム端パーツの接着が済んだ後、仕上げの為

400番の紙やすりを使って上面と接続面を平らに仕上げました。

本体塗装に続きます。

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