修理部名野です。
本日は近鉄特急の変わり種、15200系あおぞらⅡのご紹介です。
今回発売するのは、15201~15203編成の3種類です。
<30242>近鉄15200系あおぞらⅡ 15201編成 4両編成セット
<30243>近鉄15200系あおぞらⅡ 15202編成 4両編成セット
<30244>近鉄15200系あおぞらⅡ 15203編成 2両編成セット(動力付き)
<30245>近鉄15200系あおぞらⅡ 15203編成 2両編成セット(動力無し)
近鉄15200系は、12200系スナックカーをベースに改造で登場した形式です。
通常の運用はなく、イベントや貸切列車など団体列車専用で使用されています。
改造により登場した形式のため、それぞれベースとなった車両や改造時期等、編成により個性があるのが特徴です。
このあおぞらⅡ各編成は以前より発売していましたが、先日15204~15206編成をコアレスモーター動力でリニューアルし、残りの15201~15203編成もこのたびコアレスモーター動力での再生産となります。
15201~15203編成は、最初に改造されたグループで、前面の特急・方向幕が撤去されて前面貫通扉部分が黒色になっているのが特徴で、前面幕がなくなった代わりに、運転席下部に「あおぞらⅡ」のロゴマークが配されています。
前回発売の15204~15206編成はあおぞらⅡロゴが前面幕に配置されているので、表情が異なります。
〇15201編成
こちらは、標準的なスナックカー4両編成と同じ形態です。
中間車側面の「あおぞらⅡ」ロゴも、この初期改造編成の特長です。(15204編成以降は省略)
〇15202編成
基本的には15201編成と同様ですが、先頭車と中間車でパンタグラフの形状が違うのが特徴です。
製品でも、先頭車=PT42N、中間車=PT48と作り分けています。
15201・15202編成は、老朽化のため15205・15206編成に置き換えられたため、現在は引退しています。
〇15203編成
15203編成は2両固定編成です。
単純に中間車が抜かれただけではなく、種車の関係で側面扉の配置が異なるのが最大の特徴です。
あおぞらⅡでこの扉配置になっているのは、この15203編成のみです。
また、15204編成も同じく2両編成ですが、あちらは復刻塗装として色が異なため、この白色に窓回り青色の2両編成も15203編成のみと、個性が強めです。
製品としては形状違いの再現のほか、2両単独で使用できる動力付きセットと、他編成の増結用の動力無しセットの2種類をご用意。用途に合わせて選択できます。
実車では、15201~15206編成が全て揃うことはありませんでしたが、模型ではこのように全車並べることができます。
単独で走らせてもよし、他の形式と連結させた運用を再現するもよし、と遊びの幅が広がる15200系あおぞらⅡ各種、15201~15203編成の各製品は6月上旬発売予定です。
団体列車専用で見かける機会は多くないですが、個性ある車両の並べてみてはいかがでしょうか。