修理部名野です。
最終チェックが完了し、発売日が近づいてきましたコチラの製品をご紹介します。
<30698>小田急3000形1次車(3251編成・前面太帯)6両編成セット
<30703>小田急3000形1次車(3252編成・インペリアルブルー帯)6両編成セット
3000形は、現在の小田急の最大量数を誇る通勤型車両で、2001年から長期間製造されています。
つい先日も8両編成の10両化で、中間車が増備されるなど話題が絶えません。
小田急3000形ですが、以前より3次車以降の車両を各種発売していますが、今回はグループの中でも最初期に登場した、側面扉の幅が広いタイプの車両です。
実車は4本のみと3000形の中では少数派ですが、登場から現在に至るまで少しずつ姿が変化しています。
<30698>は、ほぼ登場当初の姿の設定で、前面の青帯が太い特徴があります。
対して、<30703>は現行最新の姿をモデル化しています。
最大の特徴は、帯の色が最新形式の4000形に合わせた「インペリアルブルー」という色に変っていて、従来の「ロイヤルブルー」と比べても色合いが異なります。
前面は帯が細くなり、ブランドマークが追加、新宿より先頭車の連結器周りが変更された関係で、前後で形が変わったスカートも特徴です。
また、従来製品の3000形とは扉幅以外にも細かな形状の違いが見られ、模型でもしっかりと再現されています。
1次車は、3次車以降とパンタグラフ付き中間車の床下機器が違うため、今回専用部品を用意。
妻面も、配管は同じですが、両側の雨どいの処理方法が違い、ここも1次車としての再現ポイントとなっています。
クーラーも、3次車以降とは微妙な違いがあり、メッシュ形状の違いを作り分けています。
細かい所では、裾の形状もほんの少し違っていて、3次車以降はストレート、1次車はステップから下がほんの少し折れ曲がっているのが特徴です。
写真だとわかりにくいですが、ここもしっかりと作り分けています。
6両編成4本のみの少数派な3000形1次車ですが、単独運用のほか他系列との併結もよく見られます。
8000形の更新車と連結している姿をよく見ますので、発売済みの8000形更新車と組み合わせるのも面白いです。
また、太帯時代は菱形パンタグラフの各形式と連結していたこともありました。
最後に、3000形顔バリエーションを一並びに。
シンプルで機能的なデザインな3000形シリーズ、ワイドドアの1次車を是非コレクションに追加してみてください。
メーカー出荷は3月28日(水)となります。
月末には店頭に並ぶ見込みです。