本社・営業企画部の牛久保です。
今回は現在予約受付中の新製品「屋上パーツ」2品種を紹介します。
新製品の「屋上機器パーツ」は2品種あります。
いずれも未塗装キット・EVOシリーズのキットに入っていた専用パーツで、
パーツ単体で見てもクオリティーが高い製品となっています。
まず一つ目は
<8072>屋上機器パーツ(避雷器・アンテナ各2個入り)
※避雷器4種+扇風機カバー1つが収録されたランナー×2枚と、
4種のアンテナ+2種の信号炎管+ケーブル取り出し口が収録されたランナー×2枚が
入ったセットです。
▲<8072>に含まれる避雷器各種
※このランナー枠が2枚入っています。
▲国鉄系電車の避雷器としてよく見られたLA15型避雷器
右:上面に十文字状の枠があるLA15A
左:上面に小判状のフタがあるLA15B
・どちらも旧型・新型国電、旧型・新型電機など広く使われていますが、
LA15Aのほうが古い車両を中心に使用されていたようです。
※どちらもくっきりとしたモールドで、塗装後凹み部にスミ入れすることで
立体感が増します。
▲左:扇風機カバー
中:LA17型避雷器
右:LA16型避雷器
・扇風機カバーは国鉄103系のパンタグラフ付き車両の
パンタグラフ近くに設置されていたものです。
また、AU712クーラーで冷房化された車両においては
グローブベンチレーターを撤去した部分のフタとして
使用されている例もあります。
※EVOシリーズの103系においては、
扇風機カバーは直上を通るパンタグラフのカギ外し線とともに
屋根にモールドされており、
カギ外し線を別体化してディテールアップする際に便利なように
別パーツとして収録していました。
・LA16型避雷器は1980年代以降の電車や、電機に搭載されて避雷器で、
LA17型避雷器は近年新製された車両や、更新・パンタグラフ交換した車両などに
搭載されていて、従来の避雷器に比べ小型になっているのが特徴です。
▲アンテナ各種
※このランナー枠が2枚入っています。
▲左:ケーブル取り出し口(×2ケ)、
中:国電無線アンテナ
右:信号炎管(低・高)
※ケーブル取り出し口は、屋根上面のアンテナ近くに設置されているもので
ケーブル取り出し口とアンテナの間に直径0.2mm程度の線を付けると
精密感が出ます。
※国電無線アンテナは国鉄103系のATC搭載車に設置されていたほか、
同形状のアンテナとして各民鉄車両の無線アンテナ、電話アンテナなど
として利用できます。
※信号炎管(低)は屋根に密着して設置されるタイプで
旧型国電、新型国電~特急車など広く見られます。
※信号炎管(高)は屋根から突き出した形状のもので、
JR201系、113・115系のシートピッチ拡大車あたりから
搭載されており、現在大部分の車両がこのタイプとなっています。
▲左から、列車無線アンテナ、列車無線アンテナ(台座有り)、
常磐無線アンテナ(×2ケ)
※列車無線アンテナはJR系列の電車、気動車、客車、蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車など広く搭載されており、車種や工事時期によって台座の有無があります。
※常磐無線アンテナは1966年以降常磐線を走行する車両に搭載された防護無線アンテナで、受信用と送信用のアンテナ各1基が先頭車に搭載されていました。
☆列車無線アンテナ、常磐無線アンテナともにアンテナ基部の取り付けボルトの精巧な表現が秀逸です。塗装することでモールドの陰影がよりはっきりします。
▲そしてもう一つが、
<8073>屋上機器パーツ(新型グローブベンチレーター・42個入り)
※写真のランナーが6枚入っています。
※旧型国電から新型国電( 国鉄101、103、111、113系ほか )まで幅広く使用されていた通風器です。
取り付け足の直径は2mmです。台座は含みませんので、台座がない屋根への取り付けの際には
外径4mm程度のワッシャ―(ドーナツ型の薄い金属板)を介して屋根に取り付けるとよいでしょう。
※ゲート(樹脂の入口)が取り付け足部なので、パーツ表面にはゲートはもちろん、金型の合わせ目であるパーティングラインは一切ありませんので、ランナーから切り離せば修正・整形作業なしパーツを取り付けられます。実物の形状を忠実に再現し、エッジの効いたベンチレーターとなっています。
エコノミーキットのディテールアップのみならず、他社製品にもぜひお試しください。
※パーツはABS製ですので、塗装・接着が可能です。
<8072>屋上機器パーツ(避雷器・アンテナ各2個入り)・・・¥800―(本体価格)
<8073>屋上機器パーツ(新型グローブベンチレーター・42個入り)・・・¥900―(本体価格)
※販売店様の予約締切日は3/26(月)前後と思われます。
※予約締切日は販売店様によって異なります。
※ご予約および、予約締切日のお問い合わせは、グリーンマックス製品取扱店までお願いいたします。