修理部名野です。
JR北海道気動車の変わり種、キハ141系列のコアレスモーター動力リニューアル品をご紹介します。
キハ141系列の車両は、客車列車を気動車・電車化して余剰となった50系客車を気動車に改造した、特異な経歴の車両たちです。
客車（Passenger Car）を改造したディーゼルカーなので、PDCという略称があります。
141/142形は台車が当時廃車になったキハ56系の流用で非冷房となっています。
143形はキハ150形と同等のシステムで動力性能の強化がなされたグループで、登場時は非冷房でしたが、後に冷房化されました。
キサハ144形は系列唯一の動力を持たない付随車で、主に出力強化された143形と編成を組むことが多かった車両です。
グリーンマックス製品としては、以前から4575～4580の品番で発売していた製品ですが、このたびコアレスモーター動力にリニューアルして再登場となります。
リニューアルに当たり、車体の塗装色を変更し、発売済みのキハ150系と同じ色としました。
左：今回品 右：従来品
左：今回品 右：従来品
キハ150形と
微妙な色合いの違いですが、従来品からグレーの色がやや青みがかった色になっています。
また、ライトも電球色LEDに変更して、従来より明るく、実感的に点灯するようになりました。
ラインナップは、
＜30221＞JR北海道キハ141形/キハ142形 新塗装 基本2両編成セット
＜30222＞JR北海道キハ141形/キハ142形 新塗装 増結2両編成セット
＜30223＞JR北海道キハ143形/キサハ144形 冷改後 基本3両編成セット
＜30224＞JR北海道キハ143形/キサハ144形 冷改後 増結3両編成セット
この4種。
キハ141系列の車両は、現在一部が海外へ譲渡や、JR東日本へ「SL銀河号」の気動客車として活躍している車両もいます。
JR北海道の特徴的な気動車、この機会におひとついかがでしょうか。
メーカー出荷は2/15（木）の予定です。