客車キットNo.123 『スハニ61』を活用してみましょうか。
▲現在でも市場在庫は多少なりともあるようです。当秋葉原店では補修用パーツで一部扱いがあります。
『スハニ61』というのは1950年代に造られた合造車で、のちに全車がローカル線向けにオハニ61に改造された形式です。
スハニ61として作ろうとすると、年代や運用の都合であまり幅広く楽しめないかもしれません。
そ こ で ・・・
いろいろ調べてみたところ、スハニ61形の転用で『オヤ62』という事業用車の存在が浮かび上がってきました。
しかも窓配置も同じで、ほぼ無加工でオヤ62が作れるということが判りました。
以下完成したキットの作例を中心に説明してみましょう。
▲オヤ62-1。
全4両のみ造られたオヤ62のうち、1と2番車は、スハニ61→オハニ61を経て、1974年にオヤ62として改造された形式。
残る11と12番車はそれぞれオハフ41、スハフ42からの改造車です。
唯一、この作例では荷物室側の乗降扉を改造してます。
縦方向のリブを真ん中に1本追加しただけですが、わかりますか?
▲反対側。
オヤ62形はその名のとおり、事業用車両を指しますが、主に工臨の作業員宿泊用に使われていたそうです。
このオヤ62-1は国鉄時代の「大阪鉄道管理局・向日町」(大ムコ)所属で、1974~1985までの在籍となって廃車されました。
工臨、すなわちレール運搬などでチキ6000とつながって活躍していたようです。牽引機はEF65のF型などなど。
なお、車内のカーテンは折り紙で再現。
▲ベンチレーターの配置も原形のまま。だいたいの寸法で取り付けましたが、側面図面を参考に配置しています。
▲車番インレタはズバリがないので、客車用のインレタから1文字ずつ転写して再現。
なお窓配置のうちご覧の箇所はトイレになります。そのためトイレ流し管が床下に配置されます。
トイレ窓はいつものようにt0.5㎜のㇷ゚ラ板で再現。
▲床下機器の配置はこんな感じです。
水タンクはキットの付属品から両端を切り詰めて短くしました。シンプルで特殊な機器がないのも作りやすさのひとつです。
台車はTR11を履いています。
インレタの表記類はBONA製、キシャ製のものから探して使っています。
国鉄時代の西日本の工臨を再現するにはちょうどいいアイテムですね。
チキ6000をお持ちの方はぜひ!
関係ない話…
秋葉原店、ナゴヤ大須店では接客向上のため毎月、社外研修を行っております。
レジの対応から店内での行動等…
そんな中、先日ロールプレイ大会を開催致しました。
秋葉原店ショウケースに飾ってあるのがそれです。
第1回の優勝は秋葉原店スタッフでした!
今後ともお客様へより良いサービスが提供できるよう
スタッフ一同努力致します。
デハ!