最近表に出ることがめっきり減り、裏方スタッフな名野です。
もうすぐ発売のJR九州のキハ200形各種。
種類が多く、「何が違うんぞや」と思う方も多いかと思います。
そこで!今回はその違いをご紹介しましょう。
①
<30038>「赤い快速」2両編成セット(動力付き)
<30039>「赤い快速」2両編成セット(動力無し)
<30041> シーサイドライナー 2両編成セット(動力付き)
<30042> シーサイドライナー 2両編成セット(動力無し)
②
<30524>(100/1100番台・大分車)基本2両編成セット(動力付き)
<30525>(100/1100番台・大分車)増結2両編成セット(動力無し)
③
<30526>(500/1500番台・なのはな)基本2両編成セット(動力付き)
<30527>(500/1500番台・なのはな)増結2両編成セット(動力無し)
④
<50521>(0/1000番台・大分車)基本2両編成セット(動力付き)
<50522>(0/1000番台・大分車)増結2両編成セット(動力無し)
⑤
<50523>(500/1500番台・香椎線)2両編成セット(動力付き)
⑥
<50524>(100/1100番台・熊本車)2両編成セット(動力付き)
こうして書き出すと、多ッ!と思ってしまいます。
製品ごとそれぞれ仕様に違いがあり、細かいバリエーションを楽しむことができます。
わかりやすくするために、いくつか種類を分けてご説明しましょう。
まず、①<30038~30042>のグループ。
これは、従来製品<4244~4247>の新動力変更版です。
基本仕様は従来品に準じますが、ヘッドライトが電球色LEDに変更されました!
左:今回品、右:従来品
これでよりカッコよくなりました。
次に、②の<30524・30525>のグループ。
トイレありの100番台と、トイレ無しの1100番台で構成された、1997年からの増備車グループで、製造コストを抑えるためにトイレ部小窓が省略されたのが特徴です。
上:従来品、下:100番台
また、製造当初からワンマン対応のため片側二か所に車外スピーカーがあり、印刷で表現しています。
車内はクロスシート仕様です。
現在は豊肥本線、久大本線で活躍しているので、別売のキハ220形200番台と組み合わせた3両編成にするのもアリです。
③の<30526・30527>なのはなは、後述の香椎線用として投入されたロングシート車が元になっています。
同線から撤退後、トイレ設置と「なのはな」カラーへ変更され、指宿枕崎線で現在活躍しています。
製品としては「なのはな色」「ロングシート」「トイレ部小窓無し」という、今までにない構成です。
④<50521・50522>の0/1000番台・大分車は、「赤い快速」製品の現在の姿。
製造時からワンマン対応仕様の100/1100番台と異なり、こちらは後からワンマン運転対応になったため、車外スピーカーが片側1か所のみ設置という特徴があります。
⑤<50523>500/1500番台・香椎線は、③「なのはな」色の登場時の姿。
赤色2両でトイレなし。車番はインレタによる選択式です。
500/1500番台なので、室内はロングシート。
こちらは、現在では消滅してしまった形態です。
⑥<50524>100/1100番台・熊本車は、基本仕様は<30524・30525>に準じます。
所属標記は<30524・30525>が「分オイ」ですが、こちらは熊本車両センター所属の「熊クマ」を印刷済みとし、インレタによる車番選択式です。
といったように、マニア心をくすぐる今回のキハ200バリエーションでした。
カラフルな車体色で、最近の銀色車両とはまた違った趣の気動車たち。
この機会に各種そろえてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したキハ200形各種は、7月13日ころ各問屋様着の予定です。