毎度おなじみ秋葉原店の加藤デス。
たまには工作のネタでも、ってことで最近ちょっと個人的に作っている客車キットと、ストア秋葉原店でのアソートキットのご紹介をいたしましょう。
▲アタシの趣味全開ですが、現在工作中の旧型の郵便荷物車でございやす。
マニ37、マニ36、マニ35とオユ10(非冷房)などなど。
さて、以前にもご案内したことがありますが、「マニ36/37形」のエコノミーキットが少量入荷しましたので再びアソートキットをご用意いたしました。
▲通常品は2両セットですが、秋葉原店では各形式を1両単品に分けたものをご用意しております。
前回は数週間で完売してしまったので、人気や需要は十分にあるようですね。
どちらかの形式だけ欲しいっていう方にはちょうどいいキットです。なお単純に2つに分けただけですのでお値段は半分の¥900-(本体)となっています。
で、以前当ブログの記事でマニ37の作例を一度書いておりますが、形態違いが簡単に再現できる個体があったので説明いたしましょう。
▲どちらもなんてことはない普通のマニ37。片側妻面形状がキノコ型のスロ60形改造車なんですが、ちょっといじるだけで別バリエーションが作れるんですよ。
▲画像をみれば一目瞭然。
そう、ベンチレーターの並び(個数)が違うのがわかります。
本形式で最もポピュラーなのが手前側のベンチレーター6個付けのタイプ。
奥は「2017」番(北オク)に見られる異端車です。同じ種車なんですが、わずかな違いで別車番を作れるのは興味深いですよね。
ちなみに手前は「2020」(同じく北オク)で仕上げました。
▲キットにはインレタ、台車が含まれておりませんので、別途お求めください。
なお、所属表記はボナファイデ、キシャ会社、レボリューションファクトリーなどから発売されているものから適宜お探しください。
さてさて、グリーンマックスのエコノミーキットの中で、「マニ」のシリーズはマニ36/37のほか、マニ60やマニ35があります。
あまり目立たない存在ではありますが、単品製品があるマニ35にも触れておこうと思います。
▲ブドウ色2号のいかにも一般的な旧型客車ベースの荷物車ですが、この形式はわずか46両のみ製造された車両で、改造種車は4形式あったそうです。
マニ36が300両以上作られたことからすれば、少数派だったことは言うまでもありませんね。
GM No.144「マニ35形」¥900-(本体)
▲意外と写真資料も少ないので、キットのストレートで再現できるか不安だったのですが、概ねそのまま作ってOKのようです。
資料を基に組み立てたのがこの作例です。ベンチレーターの並びや床下機器の配列が参考になればと思います。
▲反対側。ちなみに装着する台車はTR47ですが、個人的な好みでKATO製を使用してます。ビス止め方式なので加工していますが、面倒な方はGM製をそのまま使っていただければOKです。
車番は「2202」(南トメ)で仕上げました。これも個体によってベンチレーターの並びが異なる車があったそうです。
ベンチレーターはGMのガーランドベンチレーター(70-5)を使用するのがおすすめ。20個入り¥500-(本体)
<カラーレシピ>
ボディ:FARBEのぶどう色2号
床下:ガイアノーツ サーフェイサーエヴォブラック(乗降扉下部のステップも)
屋根:GMダークグレーをベースに黒を10%ほど混ぜ、フラットベースをちょっと強めに入れたもの
ベンチレーター:クレオスの明灰色(※実車は黒の方が正しいかもしれませんが…)
Hゴム:GM灰色9号
ンなわけで、作る楽しみがまだまだ感じられるお手頃キットの紹介でした。
デハ!