ローカル駅舎アクセサリーの組立 3 腕木式信号機 編

出荷担当の関根です。

ローカル駅舎アクセサリー2 の続きです。

ローカル駅舎キットに含まれる

腕木式信号機の組立例のご紹介です。

ローカル駅舎本体のランナーから切り離した状態です。

写真にはありませんが、ウエイトパーツ×2が他にあります。

まずランナーから切り離す前に下塗りの黒をスプレーした後、

突き出しピン跡をデザインナイフで整形して本来の形に近づけます。

土台部分は左側のようにテーパーがありますので

垂直にやすりました。右側が整形後です。

わずかですが上面、側面のエッジを削り、丸みをつけています。

上・突き出しピン跡整形後

下・はしごの厚みをできるだけなくしたいので、ヤスリがけをしたもの

たいへん折れやすいパーツなので、やりすぎに注意してゆっくり行ないました。

信号腕木も厚みが気になりますので、裏側をやすってみました。

1・処理前

2・処理後 本物の厚みは25mmだそうです。

Nサイズでは0.16mm・・・は無理です。壊れない程度にやってみました。

他に信号柱、ウエイトパーツをゲート・パーティングライン・テーパー処理をして

まとめて黒のスプレーにて塗装しました。

乾燥後、信号腕木以外のパーツをランナーから切り離し、ゲート処理を

しました。

更にはしごパーツを薄く見えるように、断面を斜めにやすりました。

・・・折れやすいとわかっていても、折れました。

接着して修復します。

信号腕木を薄く見せる為、表面もデザインナイフの刃を垂直にして削りました。

表面には塗りわけの為の凸モールドがあります。

目安になる程度を残して、凸を低く削っています。

通過信号機のとがった部分もよりシャープにしてみました。

説明書内で黒の指示部分はGMスプレーNo,10 黒 の塗装後、

軽く、GMスプレーNo,35 ダークグレー を重ねて吹きつけています。

信号柱は本物は白ですが、GMスプレーNo,14 灰色9号 を塗装しています。

比較の為、ローカル駅舎に含まれる組立説明書と一緒に並べてみました。

細部塗装に進みます。

ビン入りカラーを使用する際には必ず攪拌してください。

フタをしたままビンを振っても本来の色にはなりません。

上写真で使用しているのは、タミヤ調色スティックでビンの底から混ぜています。

キットの余りランナー他でも代用できますが、専用品ですので使い易いです。

筆で混ぜることは、穂先が悪くなりますのでお奨めできません。

めがね部分 カラーレンズの塗装をします。

色の確認の為、不要なランナーに試し塗りしています。

点灯時のカラーレンズと信号腕木に

GMカラーNo,27 レッドA(西武車両他用)

GMカラーNo,12 黄5号

点灯時の青部に

GMカラーNo,6 青22号

を筆塗りしました。

めがね非点灯時を再現の為、

下塗りにGMカラーNo,35ダークグレーを塗り乾燥後、

クレオス クリアーカラーの赤、黄色、青を重ねました。

信号腕木の裏側は白です。

GMカラーNo,14灰色9号をベースに

GMカラーNo,37 白3号を少し混ぜて筆塗り塗装

場内信号腕木の表面白帯も同時に塗装します。

信号腕木裏には黒の帯が表の帯と同じ場所にあります。

キットの信号腕木の裏には塗装用ガイドのモールドがありませんが

帯幅は本物が150mmなので1mm幅を目見当で塗装しました。

表面の通過用信号腕木の黒帯も同時に塗装します。

信号土台をGMスプレー グレー系でまぶし塗装

信号柱のベース、ウエイトレバー、エスケープクランク周辺、先端のピンナックルと

土台の信号ベースを、GMカラーNo,10 黒色に

GMカラーNo,9 ねずみ色1号を少量混ぜた色を筆塗りしまして、

全てのパーツが揃いました。


組立に進みます。

まず信号柱を垂直に注意し、ゴム系接着材にて土台と合体します。

柱がしっかり接着できたら、各パーツを組立説明書を見ながら

それぞれ接着して

完成

・・・となるつもりでしたが

レンズ部の表現が実物とイメージが違い 納得できませんでした。

クレオス スモークグレーを用意し、レンズ部分 円の外周を塗りました。

1・点灯時をイメージ

2・昼間の非点灯時をイメージして、スモークを塗り重ねました。

加工例です

キットに含まれる信号腕木は場内信号(実物腕木長1200mm)をモデルにしています。

これを出発信号に変えるため加工してみます。

出発信号腕木は実物900mmということで約6mmになるように

切断、塗装しました。

左・出発信号

右・場内信号(無加工)

これで完成としました。

作例として4本ありますが、ローカル駅舎キットには

大・小1本ずつが含まれます。

現在ではTOMIXより、実物のように可動・点灯する製品もあります。

本製品はディスプレイ組立モデルですので、

製作者の加工により キットならではの

こだわりの腕木式信号機が作れる可能性があると思います。

No,2128 ローカル駅舎キット まとめ のご紹介へ続きます。

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