出荷担当の関根です。
ローカル駅舎の組立 1 の続きです。前回本体塗装準備まで進みました。
今回 本体・土台・屋根塗装までのご紹介です。
木造本体部分を塗装します。
まず実物例(駅舎ではございません)
黒、グレー、こげ茶色、白に近い茶色など様々に見えます。
板張り木造建築物の色を、実物通りに再現することは難しいので、
自分の中のイメージを優先しました。
・
下塗りの黒を活かしつつ、GMカラーNo,2 ぶどう色2号を建物の上方向からのみ
エアブラシにて様子をみながら吹きつけた後、GMスプレーNo,14 灰色9号と
GMスプレーNo,19ベージュA(西武車両他用)を
極少量まぶし塗装(遠くからふわっと吹きつけ)しました。
最後にGMカラーNo,19 ベージュAをエアブラシにて上方向からのみ、ごく薄く重ねました。
ひさしの支柱も同時に塗装しています。
・
マスキングテープの一部だけはがして様子を確認し、
イメージどおりであれば全てのマスキングテープをはがします。
・
全てはがしました。
白壁を純白ではなく、No,14 灰色9号にNo,37 白3号を足した塗料で塗っているので
判りやすく比較する為に付属のステッカーと並べてみました。
・
土台の塗装に進みます。
下地色 黒の上からGMスプレー 無彩色系 で建物の基礎以外を
アスファルトをイメージしながらまぶし塗装(砂吹き)しています。
・
マスキングした後、
建物基礎をコンクリートをイメージしながらGMスプレー無彩色数種にてまぶし塗装
マスキング前のグレーより明るいグレーになるようにしました。
少しだけはがして確認し、大丈夫なら全部はがしますが
狙った色になっていない場合は、マスキングテープを戻して
再度スプレーしイメージに近づけます。
・
わずかな差ですが、塗り分けができました。
・
ひさし支柱の基礎部を、エナメル系塗料にて
コンクリートをイメージしながら白、黒、薄茶を混ぜて筆塗りし、
室内のイスとテーブルも色味を少し変えて塗装しました。
・
仮組みを行い、屋根を塗る際の色味を考えます。
・
左・日本瓦(粘土瓦) 右・セメント瓦
セメント瓦は粘土瓦より大きいくて、平らなことがわかります。
・
セメント瓦 実物例
経年変化で艶がなくなるのが特徴らしいです。
屋根瓦のモールドはセメント瓦を模しているので、それっぽく
GMスプレーにてまぶし塗装。
実は色のイメージが決まらず、何度も失敗して塗り重ねました。
・
煙突部分は別素材のコンクリートをイメージして塗分けました。
塗装部分を残してマスキングテープで覆い、次に
不要な紙で全体を覆いました。
屋根よりも明るいグレーをエアブラシにて吹きつけました。
・
ひさしを、下塗りの黒を活かしつつ
GMカラーNo,1 赤2号 でエアブラシにて塗装しました。
模型的表現になりますが、縦の凸モールドに沿って、強弱を付けつつ、
吹き付けて行きました。
・
仮組みで、イメージを確認します。
・
緑色のひさしにしてみます。
GMカラーNo,30 ライトグリーンB(東急車両他用) を
赤と同じように塗装しました。
・
緑ひさしのイメージです。
色味のない作例の為、ひさしの色決めでずいぶん印象が変わるようです。
・
・