アドバイザーの牛久保です。
今回は小物パーツの切り出し方法を解説します。
▲京急や京成などの車両の屋上に取り付ける無線アンテナは
細い枠状のパーツなので変形しやすく、
パーツを切り出す際にはちょっとした工夫が必要です。
▲普通のパーツのように、プラスチック用のニッパーで
アンテナパーツを切り出そうとすると・・・・
▲ニッパーの刃の厚み分だけ、
アンテナパーツが押されて変形してしまいます。
▲ニッパーで切った場所が変形してしまい、
このように歪んでしまうことがあります。
▲変形の原因は、ニッパーで切り出す際に
パーツに応力がかかってしまったためです。
そこで、あらかじめパーツに応力がかからないように、
ニッパーで切る際に不要となるランナー
(パーツがついている枝状の部分)を意図的にカットしておきます。
▲まずは切り出そうとしているアンテナパーツの周辺の
ランナー部分だけになるように切ります。
このように切り出すことで、他のパーツの破損も防ぐ
ことができます。
▲いよいよ、ランナーを切り分けますが、
写真のようにパーツをしっかり指で押さえて
ランナーの「2か所」を一度に切ります。
このように切ることで、パーツには応力をかけずに
ランナーを切り分けることができます。
▲ランナーを切り分けた状態。このようにしておけば
右側のランナー部をニッパーで切っても、
パーツに応力はかかりません。
▲不要なランナーをすべてカットした状態。
まだカットした部分が少し残っていますので、
目の細かい紙ヤスリで仕上げます。
▲紙ヤスリは両面テープで割りばしに貼って「割りばしヤスリ」とすれば
小パーツにも使いやすいでしょう。
▲写真のような角度で、一方向にヤスリを動かして削ります。
力を入れ過ぎず、指先で削れている感覚を確認しつつ、
ときどき削れ具合を見ながら作業します。
▲紙ヤスリによる仕上げが完了したアンテナパーツ。
後は車両に取り付けるだけです。
▲ユーザー取付パーツである
アンテナやヒューズ箱ヒューズボックスをつけて完成です。
写真は、好評発売中の
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<4669> 京浜600形 608編成 更新車 8輌編成セット(動力付き)
¥30,000 (本体価格)
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です。
京急線内だけでなく、乗り入れ先各線での運用を含めて
広域で活躍している車両です。
ぜひ、お手元にどうぞ・・・