毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。
弊社製品には車両マークの転写を必要とする製品がいくつかあります。
「転写は苦手だなぁ・・・」「失敗するのが怖いから貼らないヨ」なんて方もいらっしゃるようです。
▲失敗を恐れてしまってはせっかくのコレクションもスッピンのまま。
ドレスアップしてカッコよく決めたいはずです。
そうは言っても、車両マークの転写にはちょっとしたコツと経験値が必要でもあります。
では少し、レクチャーしてみましょうか。
▲必要な道具は「バーニッシャー」という転写ペン。
画材ではスクリーントーンの圧着に使ったりします。ということで模型店以外でも画材屋で扱っているんですよ。
ボールペンでも代用できますし、もっと細かい表記類の転写ならば妻楊枝も併用することがあります。
それとセロハンテープ。これはあったほうがいいですよ。
では早速転写開始!
▲って、いきなり車体に載せて転写し始めるのは危険です。
まず最初に転写するボディに付いている油脂をふき取ります。指で触ったボディには少なからず指紋や意図していない油分が付着しているので、軽くティッシュなどで表面をふき取っておいたほうが安全です。
次にレタリングシートを載せて位置決めをするのですが、ここで2通りのやり方があります。
①そのままボディに載せてさっさと転写してしまう。慣れていればそんなに問題ないのですが、いくら気をつけても、意図していない文字類をうっかり転写してしまうケースがあります。
②必要な表記部分だけ、デザインナイフなどで切り取った上、セロハンテープで拾ってボディに固定してから転写する。このほうが無駄なく安全です。ちょっと面倒ですが、失敗の確率は低くなります。
どちらにせよレタリングシートの「ノリ」の面をじかに触ったり、埃っぽいところに放置しないことが重要です。
▲転写がうまくいったら、今度は圧着します。転写しただけでは文字がまだ微妙になじんだだけで、はがれやすい状態なので、再度こすり付ける必要があります。
今回紹介するのは、転写した表記の上にセロハンテープを二つ折りにしてノリの面同士を貼り合わせた透明なシートを置き、その上からバーニッシャーでこする方法です。
以前、「タック紙」を使うといいヨ、なんて記事を書きましたが、セロハンテープだと透明なので、ターゲットになる表記がどの位置なのか見えるのが利点です。だまされたと思ってやってみてください。
▲キレイに転写できたら、必要に応じてクリアーコートを吹き付けてください。
必須ではありませんが、とにかく表面保護して万全を期すという方は行ってください。
そうそう、実戦経験についてですが、製品付属の車両マークって、案外必要な表記以外は余りますよね?
余ったところは残しておいても使い道がない!と思うならば、それは練習用として使ってしまいましょう。
不要なジャンクボディなどをお持ちでしたら、ぜひそれを練習用に。いきなり本番で失敗して泣きを見るより、何度か練習してテクニックを身に着けるのがコツです。
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