本日 弊社配送センターは非営業日ですが
出荷担当の関根です。
前回 地方役場の作例 ④ 本体・小物のやすりがけまで進みました。
今回は 塗装 までのご案内です。
やすりがけ、下塗りの後
塗り壁から塗装しました。
漆喰(しっくい)の壁と設定して白をイメージしながら塗装しますが
模型で表現する際、真っ白はまぶしすぎると考えて
GMカラーNo,14 灰色9号 をベースに
GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)を足した塗料を
準備して、下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて塗装しました。
・
白壁部分をマスキングします。
タミヤ マスキングテープ 6mmと18mmを使って
モールドに沿って貼っています。
隙間ができて 塗料が吹き込まないように注意しながら
マスキングテープを楊枝でモールドをなぞった後、
モールドをガイドにし デザインナイフで切れ目を入れます。
余分な部分をはがして準備完了です。
再度 黒のスプレーを軽く塗装して板張りの塗装準備完了
黒を塗り重ねる理由として、下地に明暗のばらつきがありますと
次に塗る壁の色の発色が変わってしまう為です。
・
本体板張り部分を
GMカラーNo,30 ライトグリーンA(東急車両他用)と
GMカラーNo41 ブルーC(伊豆急車両他用)を
GMスプレーNo,34 ライトグリーンB(京阪車両他用)より
やや薄い緑色をイメージして混ぜ合わせ
ここも下塗りの黒を活かしつつ、
建物上方向からのみ、エアブラシにて吹き付けて塗装しました。
この製品の下見板表現は段差があまりありませんので
壁パーツに対して正面から塗装せず
壁パーツとエアブラシを寝かし、壁板モールドに影を表現できるように
注意しました。
写真上にある小パーツも同色ですので同時に塗装します。
・
白壁と同じ要領でマスキングします。
・
マスキング後 黒のスプレーを軽く塗装し その後
GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)にて
窓枠と柱部分を建物上方向からのみ塗装しました。
・
土台の塗装に進みます。
建物の基礎部分を残して、マスキングテープを貼った後、
GMカラーNo,9 ねずみ1号を主に使い
GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)と
GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)を
コンクリートをイメージしつつ様子を見ながら塗り重ねました。
・
土台部分の塗装が済んだのでマスキングテープをはがします。
本体の基本塗装まで済みました。
・
屋根の瓦部分以外と玄関他小パーツを
No,14 灰色9号に 少量のNo,37 白3号を足した塗料で
下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて塗装しました。
本体と同様に白く塗装した部分をマスキング
屋根下の細い部分は1mm幅のテープを使っています。
小物パーツですが 塗料が吹き込まないように注意し
本体同様 ゆっくりていねいに行いました。
大きいドーマー構成パーツを
接着剤を使わずに仮組みして 隙間が無いか確認しています。
パーツ裏側に突き出しピン跡がありますので
隙間ができそうです。
デザインナイフを使て平らに処理しておきました。
再度仮組みして確認後 プラスチック用接着剤を塗り
接着後 再度黒く塗装しました。
・
火の見やぐらは組立イラストを参考にしながら
地方役場屋根に載せられる様加工しました。
単体で発売中の製品と同じパーツですので
詳しくは関連記事にて確認できます。
やぐらには
パーティングライン(線状の凸)がありますので棒やすりで平らにします。
やすりがけの後は古ハブラシでけずりカスを取り除きました。
小パーツはランナーをニッパーでおおまかに切り取り後、
デザインナイフと棒やすりで仕上げました。
組立イラストどおりにパーツの準備ができましたので
塗装工程を考えて組み立てを済ませます。
・
小加工してみました。
塗装後のパーツを切り出し、ゲート跡を処理の後
火の見やぐらキットに付属しているスピーカーの
ラッパ部分を更に実物の形状に近づける為
パーツ断面をデザインナイフの刃先を使って
薄くなるように加工しました。
1・処理前
2・処理後 正面から見た場合の印象が良くなりました。
・
屋根は
下塗りの黒を活かしつつ様子を見ながら
GMカラーNo,9 ねずみ1号にて塗り重ねました。
瓦部分と それ以外では素材の違いに気をつけてみました。
・
小パーツの塗装に進みます。
玄関の柱下部分と屋根飾りを
GMカラーNo,13 緑2号
玄関用の看板と、火の見やぐら付属の半鐘と風見鶏を
GMカラーNo,2 ぶどう色2号
時計と煙突、やぐらを
GMカラーNo,39 アルミシルバーで塗装
煙突とやぐらは
GMカラーNo,2 ぶどう色2号
GMカラーNo,17 オレンジA(近鉄車両他用)
GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)
各色を使って塗り重ねてみました。
・
掲示板・百葉箱・花壇の看板・スピーカーを
GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)
それぞれを上方向から塗装
門は下塗りの黒を活かしつつエアブラシにて
GMカラーNo,2 ぶどう色2号と
GMカラーNo,19 ベージュAを薄く塗り重ね、
門柱も黒色の上にGMカラーNo,19 ベージュAを
薄く塗り重ねました。
・
出入口・裏口ひさし・門の土台を
GMスプレーNo,9 No,14 No,19 No,35 の各色を使って
様子を見ながらまぶし塗装をしてみました。
※まぶし塗装・・・正式な呼び名はわかりませんが、べったり塗らずに
ふわっとかぶせるような スプレー塗装法です。
車両をスプレー塗装する際は15cmから25cmぐらいですか
それよりも距離を少し離して、軽く吹きつけて塗り重ねて行きます。
その後、門の開閉する凹み部分を
GMカラーNo,35 ダークグレーにて軽く塗り重ねました。
・
製作サンプルとして別の塗装をしてみました。
壁をGMカラーNo,4 クリーム色4号
柱はGMカラーNo,20 ラズベリーA(西武車両用)をベースに
GMカラーNo,19 ベージュAを加えた塗料を使って塗装してみました。
・
実物例
取り壊しが決まっていた病院です。
塗装の傷み具合まで再現できたら、楽しそうです。
・
・