修理部 名野です。
前回の続き。
近鉄8600系を分解してみるその②です。
今回は、ライトユニットの構造をご紹介します。
この製品のライトユニットは、2610系と同様、シースルー構造になっています。
そのため、ちょっと内部が普段の完成品と違っています。
横から。
後ろ側。
光らせてみます。
ヘッドライト
テールライト。
コレだけだといまいち構造がわからないので、分解してみます。
前後方向に分かれるライトケースなのですが、
内部で分解しないよう、固定部分は接着されています。
そのため、自ずと分解すると、この固定部分は壊れてしまうので、
再組立時は、接着する必要があります。(補償対象外ですヨ)
せっかくなので、ここで内部構造を大公開(?)!
先ずは ぱかっと 割ります。
写真左が前面側です。
なにやら、内部のプリズムが凄いことになっていますね。
プリズムの間にある、黒いモノは、ヘッドとテールを遮光する部品です。
これが無いとそれぞれのライトが光漏れします。
ライトユニット全部品。
テールライトのプリズムは、後ろ側からくるっと一回りして基盤の下を通っています。
つまりは、、ライト基盤の後ろ側が「赤」前側が「黄」のLEDということになりますね。
ヘッドライトプリズムは虫の足みたいな複雑な形状ですが、これでちゃんと光ります。
いかがでしたか?
当たり前のように入っている完成品のライトユニット。
こういう部品でも、いろいろと工夫を凝らして製品化しています。
製品加工する方は、たまに内部構造見てみるのも面白いかもしれません。
(加工の際は自己責任でおねがいします。)
ライトの加工に挑戦する方は、参考にしてみてください。
それでは。