★★★EVOシリーズ・国鉄(JR)103系の組立<4>

アドバイザーの牛久保です。EVOシリーズ・国鉄(JR)103系キットの組立の続きです。
今回は、「車体の組み立て前のパーツ加工」の続きについて解説します。

 組立説明書の「2 車体の組み立て前のパーツ加工」の項に沿って解説します。

■側面ガラスの加工(先頭車のみ)

キットは中間車の窓ガラスを基本としているので、先頭車(クハ、クモハ)を製作する場合には
組立説明書の指示にしたがって運転台側の客窓を一つ切り落とします。
その際、側面方向幕がある側の客窓を誤って切り落とさないように注意します。

 

 ▲側面ガラスを切断する部分には「カットライン」がモールドされています。

 

 ▲「カットライン」を目安にニッパーやカッターナイフを使い切断します。

■ステッカーの貼り付け方

①前面ガラス/列車番号と行先方向幕をステッカーから選択して前面ガラス上部の所定の場所に貼り付けます

 

 ▲ステッカーをデザインナイフで切り出します。

 

 ▲前面ガラスの所定の場所に貼り付けます。

▲ステッカーを正確なサイズで切り出すのが苦手な方は、
写真のように下側だけ正確に切り出したステッカーを貼ってから、
後で余分な部分をカットするといった方法もあります。

▲ステッカーを貼った面を下にし、ガラスパーツを定規代わりにして
デザインナイフで慎重に余分なステッカー部をカットしていきます。

▲前面ガラスにはワイパーの取付部に重なるところに凹みがあります。

  

 ▲ドリル刃とピンバイスを使い、凹みを目安にして穴を貫通させておくと、
ワイパーの取付足が長くても前面ガラスにぶつからずに取り付けできます。

▲前面窓ガラスのテールライト部にクリアーレッドを筆塗りします。
ビン塗料は濃いためそのまま筆塗りすると厚塗りになってしまいます。
塗料に合ったうすめ液で倍程度に薄めたものを薄く数回塗ります。

▲組立説明書ではクリアーレッドはMr.カラー(47)クリアーレッドを指定していますが、
実車の赤色ガラスのイメージにより近いガイアカラー(041)クリアーレッドを使っても良いでしょう。

▲テールライトレンズの側面に塗料を塗ると車体にはめ込む時にきつくなるので、
写真のようにテールライトの先端と、裏面だけを塗るようにした方が良いでしょう。

②側面ガラス/行先方向幕をステッカーから選択して側面ガラスの所定の場所に貼り付けます

 

▲前面ガラスと同様にステッカーを貼ります。

 <続く>

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