客車キットを「もっと」楽しむヒント③

こんにちは。本社の豊田です。

前回各部材の塗装まで行いました。

客扉のステップ部に貼ったマスキングテープを剥がしたら、今度は青が吹き込んだ部位に改めてねずみ色1号(GM #9)を筆塗りします。

マスキングに手間を惜しまなければ省略できる作業ですが、形状が複雑かつ面積が小さいので、マスキングに時間を割かずに進めました。

客扉窓のHゴムにもねずみ色1号、便洗面所窓を除く側窓の窓枠にフラットアルミ(タミヤエナメルXF16)に色差ししたのが下の画像です。

単に車体色を塗装したのとはひと味違う雰囲気が出せました。

引き続き車両マークで車番を転写し、クリアーで表面保護を施します。

車体はキットに付属の塩ビシートを適宜切断して、裏側からゴム系接着剤を用いて貼り付けます。

デッキ部分の室内仕切りはクリーム1号(GM#5)で塗って接着しましたが、これもきちんと塗装してから取り付ければ効果がよくわかります。

屋根板にはベンチレーターをねずみ色1号で塗装後に取り付けますが、#70-5 ガーランドベンチレーターに交換してちょっとグレードアップしてみました。

また、幌パーツもキット付属の黒いものから、#8612 貫通幌(グレー)に交換して印象を変えてのがお判りいただけるかと思います。

実車では汚れてほとんど黒に見えますが、交換したてではグレーのビニール幌が目立ちます。

金属部分の幌枠は通常黒く塗装されていますから、このあたりはお好みで選択すると良いでしょう。

キットには黒色成型品の床下機器が封入されていますが、コレもきちんと塗装すると落ち着いた質感になりますのでお忘れなく。

右:製品のまま・左:塗装したもの

なんだか最後は駆け足になってしまいましたが、素組みとはひと味違うキット製作のご案内でした。

キット製作の基礎が身についている方なら、役立つヒントに気づいていただけたでしょうか?

最後に完成した姿の画像をお目にかけますが、手を入れた効果を画像から読み取ってみてください。

いよいよ明日から出荷が始まる再生産の客車キット、楽しむアイデアはこれからも発信していく予定なので、乞うご期待!!

 

<70-5>ガーランドベンチレーター¥400(本体価格)

 

<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)¥500(本体価格)

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