客車キットを「もっと」楽しむヒント②

こんにちは。本社の豊田です。

前回、客車キットの「スハ43」から『オハフ46』への改造をご紹介しましたが、今回は改造なしでも応用できる小技をご紹介しましょう。

客車キットの屋根といえば、大部分のものの表面がザラザラなのが特徴ですが、これを平滑に変更してみました。

ゲート跡を整形した後、サーフェイサースプレーを全体にまんべんなく吹き付けて完全に乾燥させ、800番の耐水ペーパーで水研ぎします。

上から眺めることの多い模型では、この加工で印象が一変します。一般的な布貼り屋根のみならず、鋼板屋根の表現には最適です。

次に車体の塗装ですが、金属部分にプライマーを塗布した後、まずははやる心を抑えてドア付近を中心にねずみ色1号(GM#9)を吹きます。

これはステップのグレーを塗り分け易くするためで、画像のように1mm幅・5mm長のマスキングテープを、1箇所あたり2枚貼りました。

続いて車体色を吹きますが、今回は近代化改装車なので青15号(GM#7)です。

屋根にはダークグレー(GM#35)、床板と床下機器には(GM#10)も同時に塗装を済ませたのが画像の状態です。

車体はさらに、細部の色差し(ステップ周辺・ドア窓Hゴム・窓サッシ)を面相筆で施しました。

ひとまず今回はこのあたりまで。次回は一気に完成まで持ち込みます。

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