電車庫の作例 ④  組立と関連商品

出荷担当の関根です。

前回 各パーツ塗装まで進みました。

今回は 組立と関連商品の紹介です。

キットには透明塩ビ板パーツが入っています。

これを実物のガラスに見立てて、現物合わせで切り出し、貼り付けます。

切り出す工具は一般的な はさみがあれば可能ですが

天窓に合わせるガラスは のりしろ部分の余裕が無いので

ここではステンレス定規とデザインナイフで切り出します。

天窓のガラスを切り出す寸法は

横幅を一箇所の窓にあてがい現物あわせで帯状に切り出し、

この1枚を基準にして必要分を準備しました。

切り出す前にひと手間かけ、塩ビ板を400番の紙やすりを使って

円を描くようにやすり、くもりガラスを再現してみました。

切り出した塩ビ板に土ぼこりをイメージして

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を

極軽くエアブラシで吹き付けてみました。

塩ビガラスパーツはプラモデル専用接着剤では固定できませんので

ゴム系接着剤を使用します。

妻楊枝に適量を盛り付けて本体側に点づけし、

切り出したガラスパーツを天窓にはめ込みました。

表に接着剤がはみだしたら、妻楊枝にからめとります。

ランナーに付けたまま塗装した 側面パーツを切り出し、

天窓と 同様にガラスパーツを貼り付けました。

建物妻面と仮組みしてみます。

側面に扉口がある辺との組み合わせは

組立説明イラストの図にある通り

本来の接続部分ではない為 隙間ができてしまいます。

様子を見ながら、平棒やすりで慎重にやすりがけして

仮組みを繰り返しながら仕上げました。

接着剤を使わずに仮組みして 隙間が無いか確認しています。

実物のコーナー部分のように処理されています。

事前に完成させていた防火壁パーツを

接着材を塗らずに片側の屋根にはめ込み

組立イラストの断面図を確認しなから

もう一枚の屋根にも接着材を塗らずに防火壁パーツで固定しました。

連結パーツを使い 接着剤を塗って固定しました。

これで屋根が完成しました。

換気ダクト

接続部分にゴム系接着剤を適量塗って

取り付けました。

側面用出入り口扉を取り付けます。

扉とレールの2ピース構成で、

レールパーツの車庫本体との接着面は

とても少ないです。

慎重にゴム系接着剤を塗り

扉を挟み込むようにレールを接着します。

これで開閉可能な扉ができました。

正面大型扉

組立説明書には 上下のボスは接着しません。 と記載があります。

これは、レイアウトやベースに固定してあれば可能なのですが、

本作例紹介では土台複線間のパーツが固定できませんので

扉を開いた状態にて ゴム系接着剤で固定しています。

車庫内の床部分には

長方形の凸モールドがあります。

これは

未塗装ストラクチャーキットシリーズ

No,2120 小型洗浄機 ¥600(本体価格)

このセットに含まれる 洗浄台(点検・整備台)を取り付ける場合の目安です。

小型洗浄機に含まれる成形品です。

洗浄台は2本含まれています。

パッケージ裏には組立説明書と切り抜きパーツの印刷があります。

このキットも道床なしレールのとの組み合わせが前提です。

道床付きレールに使用する場合は電車庫同様に

道床の厚み分を かさ上げして使用します。

フレキシブルレールと組み合わせた例です。

車両と比較すると低い位置にある洗浄台です。

車庫内に設置した場合は車庫土台分の厚みが加わり

プラットホームと同等な高さとなります。

未塗装・ランナーに付いている物が 洗浄機本体です。

写真上の組立・塗装が済んだ ブラシが2本

No,2121 洗浄機(道床付) ¥700(本体価格)

と 比較してみました。

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洗浄機作例 と 洗浄台 乗降台 パンタグラフ点検台 まとめ

洗浄機 (組立てはこんな感じでストラクチャー)

ブログリレー(61)

No,2120 小型洗浄機は フレキシブルレールの使用が前提のキットです。

・・・このセットには洗浄台が2本しか含まれないので

電車庫1セット分へ全面的に設置する場合、小型洗浄機が

余ってしまいます。

そこで、

No,2122 洗浄台 ¥500(本体価格)

このキットを小加工して使ってみます。

洗浄台が4本 ドラム缶が8本製作できます。

ブラシが2本の

No,2121 洗浄機(道床付) ¥700(本体価格)

に含まれる洗浄台と同じ物です。

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よくやる?洗浄台の応用

応用できます。

↓ 高さ比較

洗浄台の高さは12ミリ

脚の高さはTOMIXやKATOレール上の車両にあうサイズです。

ランナー付きは No,2120 小型洗浄機付属の台座

写真内 右の塗装した No,2122 洗浄台の台座の比較です。

No,2122 洗浄台を

このまま車庫内に設置すると高すぎるので

1・未加工

2・足部分を上写真の位置で切断して

車庫土台に設置すると 使える高さとなりました。

小加工を施し 車庫内に設置できるアイテムとして

パンタグラフ点検台があります。

着色済みストラクチャーキット

パンタグラフ点検台¥1,600(本体価格)

成型色にて4色の違いがあり、点検台上面にグレーの印刷が施されています。

1パッケージで点検台が2本製作できます。

1本の長さは階段部分を除き21m級車両の約1両分です。

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パンタグラフ点検台 作例

1. 加工前

2. 加工後 車庫内に設置する為 現物合わせで
支柱をカットしました。

階段部分下辺も現物合わせでカットします。

設置してみました。

側面壁パーツを接着してしまうとこのカットは撮れません。

側壁を取り外し式に準備し、

更に車体のジャッキやクレーン・工具箱、作業員等配置したくなります。

屋根を乗せると車庫内は見えなくなりますが、

入り口から僅かに覗く点検台は楽しいです。

電車庫の作例 最終回  完成までとまとめ に続きます。

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