電車庫の作例 ②  やすりがけ・塗装準備

出荷担当の関根です。

前回 製品内容のご紹介でした。

今回は やすりがけ工程、塗装準備までのご案内です。

下塗りの為、GMスプレーNo,10 黒 をランナーから切り離さず

表裏を塗装しました。

バリのある部分はデザインナイフを使って整形します。

作例ではデザインナイフの刃を寝かせてパーツに沿わせ、

刃先が引っかかる部分を 削ぎ落とすようにしています。

関連記事 3年前の記事ですが工具について 詳しく説明があります。

あらいざらい工具!ナイフ編その1

あらいざらい工具!ナイフ編2

あらいざらい工具!ナイフ編3

あらいざらい工具!ナイフ編4

今回の作例では防火壁パーツを

イラストを良く確認しながら 最初に組み立てました。

プラスチック用ニッパーでランナーから切り出して

まずは接着剤を塗らずに仮組みし、パーツの合いを確認します。

接合部分に不要な凸が僅かにありますので

棒やすりで平らに処理しました。

再度仮組みをして、パーツの合いを確認した後

プラスチック用接着剤を適量塗り

形状のずれに注意しながら強く貼り合わせます。

流し込み接着剤を併用するのもおすすめです。

流し込み接着剤を使用する場合は

パーツの合せ目へ、多めに流し込み、その後強く貼り合わせます。

はみ出しは気にせずそのまま乾燥させます。

ベンチレーターを切り出します。

ゲート (パーツとランナー(枝)をつなぐ部分) を多めに残しています。

完成すれば見えなくなりますが

パーツ下側を棒やすりで平らに処理した後

プラスチック用接着剤で組み立てます。

1・ 切り出し

2・ 2ピース構成ですのでこのように組み合わせました。

残してあるゲートは接着剤が乾燥後、ヤスリを使って整形します。

換気ダクトを切り出し、

ゲート跡をデザインナイフとヤスリを使って仕上げておきます。

車庫内の土台パーツに進みます。

本キットはゲートが太い部分があります。

ここはランナーから切り離す際ゲートを多めに残し、

後からニッパーで余分を切ることで

パーツが えぐれてしまうことを防ぐことができると思います。

必要部品を切り出し 組立説明書を確認しながら並べてみます。

今回の作例は、行き止まりの車庫を製作していますので

上写真内の説明書の土台加工を行います。

組立説明書を確認しながら

終端部床と土台・通路パーツを 裏にあるV字溝でカットしました。

レールの間に入るパーツにはV字溝がありませんので

端から8mmの位置で切断します。

切り口をやすりがけして隙間ができない様に確認しながら

工作しました。

接着剤を使わずに仮組みして 完成状態を確認しています。

ゲート跡とパーティングラインを平棒やすりで仕上げました。

各パーツを切り出し、ゲート跡と、断面の抜き勾配を

やすりがけして準備します。

防火壁の接着剤が固まりましたら、

ゲート跡をカットし、

合わせ目を 棒やすりを使って 段差が目立たなくなるまでやすります。

やすり関連記事

あらいざらい工具!ヤスリ編1

あらいざらい工具!ヤスリ編2

あらいざらい工具!ヤスリ編3

あらいざらい工具!ヤスリ編4

ベンチレーターも接着剤で固定できましたので

残していたゲートをカットし

ゲート跡と 全体形状を 半丸棒やすりを使って整形しました。

白く見える部分をやすっています。

実物例 雨どい

建物の再現密度が高まるパーツが含まれています。

縦トイパーツです。

ここもゲートが太い部分です。雑に扱うと折れてしまいます。

ランナーから切り離す際 ゲートを多めに残し、

後からニッパーで余分を切ることで

パーツが折れる事を防ぐことができると思います。

パーツとゲートの間が少ないので

薄刃ニッパーをお奨めします。

ニッパー関連記事

あらいざらい工具!ニッパー編1

あらいざらい工具!ニッパー編2

あらいざらい工具!ニッパー編3

軒ドイパーツです。

長く、細いパーツで これも折れやすいです。

そしてゲートは、トイより太く気をつかいます。

そこでランナーを まず切断して、下写真の様にばらします。

これでニッパーを寝かして切断できるようになります。

トイのゲートを1箇所切断した後、ランナーをカット

そして、ゲートのカットをくり返すことで

軒ドイが折れることなく切り出せました。

簡略として 自信がある方は薄刃ニッパーの 刃先 を使い、

ゲートを長く残してカットすることもできます。

残ったゲートは縦トイと同じくニッパーを寝かしてカットしました。

ゲート跡の切り口と、パーティングライン(線状の凸)を

棒やすりとデザインナイフを使って処理します。

デザインナイフは歯を立てて、鉋(かんな)の要領で動かします。

細く大変小さいパーツですが、ていねいに制作する場合は

ここもきっちり処理したいです。

関連記事

「パーティングライン」の消し方

屋根パーツのゲートも太いです。

上記と同様にカットしました。

ゲート跡の切り口と、パーツの そり をやすりで仕上げます。

2棟つなげる車庫をつくりますので、屋根も接続します。

隙間無く接続できるように 合わせ目をやすって

上写真 赤矢印部分のように仕上げました。

防火壁パーツの断面図があります。

組立イラストでは 屋根と防火壁を同時に貼り付けるようにありますが

ここは塗装工程を考え、別に組み立てを行ない

塗装後に取り付けようと思います。

小パーツも塗装工程を考えて、ランナーを分割して準備します。

塗装後にゲートから切り離します。

小さいパーツなので、GMキット用別売り台車(各¥400-本体価格)が

入っていたケースにまとめて、塗装・取り付けまて保管します。

やすりがけの済んだ各パーツを不要なダンボールに両面テープで貼り付け

再度下塗りのGMスプレーNo,10黒を軽くスプレーして

本塗装の準備ができました。

電車庫の作例 ③  塗装 に続きます。

Comments are closed.