またしても季節はずれの話で恐縮ですが・・・

こんにちは。本社の豊田です。

すっかり寒くなりましたが、またしても冷房の話題!!
先ごろ発売されたクーラーパーツ各種、たいへんご好評をいただきまして「1種」を除き、再生産が決定しました(パチパチパチ・・・)。
その不運な「1種」ですが『再生産のご案内』などでお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。

#8063 RPU3041クーラー(10ヶ入り) 本体価格¥800

京成3150形などの完成品に使用されているクーラーですが、他の民鉄にも多く採用された形状のクーラーです。

従来は「小田急タイプクーラー」という商品名で古くからご利用いただいていた製品の、事実上リニューアルに相当するものです。

原型は30年も前に設計された「小田急タイプクーラー」ですが、現在の金型技術で造りなおすと、ここまで精細な表現が出来ます。

画像をご覧いただくとお判りかと思いますが、上部の排風部は単なるメッシュ表現から、メッシュの奥のファンまでもを彫刻に変わり、現代の水準をじゅうぶんクリア出来る仕上がりに生まれ変わっています。

この辺りはよくご理解いただいているかと思いますが、このアイテムだけ売れ行きが穏やかなのは「使い途が思いつかない」からだと考えておりますので、一例をさらっとご紹介しましょう。

まずはエコノミーキットシリーズなどのパーツを置き換える利用法。画像は京成3500に使用した例ですが、6.0mm間隔で2.0mm径の孔を開けただけで取り付けが可能です。

とりあえず塗装前の仮組み状態をお目にかけますが、効果のほどはお判りいただけるかと思います。

シャープな造型と正確なプロポーションは、塗装すればなおのこと引き立ちます。

せっかくの新パーツを、古いキットのグレードアップだけに使うのはもったいない!!ということで、他社製品のブラッシュアップにも使えないか考えたところ、手元に良い題材がありました。

実車では同型のはずなのに、設計段階での解釈の違いでしょうか、随分と角ばった印象だった製品のクーラーを変身させるのに成功しました。

よりディテールフルになったのは言うまでもなく、文字通り角が取れてずいぶんと優雅な印象になりました。これは総取替え決定です(笑)。

その気で捜せば、用途はほかにももっと見つかるはずです。ぜひぜひ、巧い活用法を見つけてみてください。

Comments are closed.