集合住宅の作例 ⑧  小工作編  カーテン・網戸の表現

出荷担当の関根です。

前回 ガラスパーツ貼り付けまで進みました。

今回は小工作編  カーテン・網戸の表現のご紹介です。

実物例 ベランダ側の窓

入居中の部屋には、おおよそカーテンがあり

外側からも確認できます。

分かりにくい作例ですが

完成品ストラクチャー No,2701 公団住宅に

カーテン表現を追加した作例です。

裏側から1つの窓ごとに

不要な色紙や雑誌をカーテン状に細かく切り抜き 貼り付けて、

何枚も重ね貼りしています。上写真はこの作業で一晩中楽しめました。

以前製作した集合住宅も同様の工作を追加しています。

今回の作例ではもっと簡単に表現できる方法にて進めます。

前回ご紹介の中で

コピー用紙を準備し、シャープペンで 窓穴部分の四隅をなぞり

カーテンを表現する準備しておきました。

用意した紙に、開いているカーテンを表現する為に

油性ペンの黒で書き込み、

レースのカーテンをイメージしながら

4Bの鉛筆を使って縦線を薄く書いた後、指先でぼかし

色鉛筆でカーテンの裏地をイメージしながら

着色してみました。

1~2棟分が書けた時点でコピーしても良かったのですが

6棟分を書き分け、今後の為にカラーコピーにて量産しました。

本体ベランダ側の壁を 準備した窓枠に合わせて

外側形状をシャープペンで写し取り

工作はさみで切り出しました。

仮組みで確認しています。

室内照明を組み込まない場合はこれで良いのですが、

室内照明を組み込んだ際のイメージです。

油性ペンで書いた室内部分が光を透過しずらく

不自然なので、

黒く塗りつぶした部分を切り抜きました。

再度 取り付けイメージです。

カーテンの無い部分から光が漏れる様になりました。

準備できましたので、ゴム系接着剤を適量塗って

本体壁裏に貼り付けました。

マスキングテープを使って本体を仮組みして確認です。

室内照明を組み込んだイメージ   ・・・ですが

↓ 実際の集合住宅の夜景(PM7:30)一例です。

同じ場所・時間で撮影しました。

外出中や、就寝中、不在の部屋、遮光カーテンを使用している部屋の窓からは

外に光が洩れません。

夜の住宅窓は改めて観察してみますと派手な明るさはありません。

そこで、ホームセンターにて¥50で購入した

ビニルテープを使って

窓裏へランダム貼り、遮光してみました。

遮光後の室内照明を組み込んだイメージです。

苦労して電飾を仕込んだものを

実物の様に 多くの窓を遮光してしますのはもったいなく

模型としての夜景イメージもあります。

リアルとイメージのバランスは各人各様だと思います。

実物例 網戸

現在の住宅窓には網戸が付いている場合もよく見かけます。

これを再現してみようと思います。

タミヤ 透明プラ版 0.2mm厚を準備して

窓の横幅を測り、

プラ板を切り出した後、ライトグレーの網戸をイメージして

400番の紙やすりで曇らせてみました。

縦方向の寸法を測り

準備したプラ帯をデザインナイフで切り分け

仮置きして 確認してみました。。

このままでも良いイメージだと思いましたので

実物にあるアルミサッシ枠の表現は省略してます。

1・ やすりがけのみ

2・ GMカラーNo,44 クリアーコート(半光沢) 7割(目見当)

クレオス スモークガラスグレー 3割(目見当) で混ぜた塗料で

やすりがけしなかった面に塗装して

濃いグレーの網戸をイメージしてみました。

▲ やすりがけのみ

▲ 薄いスモークグレーを塗装した物

透明ゴム系接着剤を使用します。

妻楊枝に適量を付けて本体側に点づけし

切り出した網戸パーツを貼り付けます。

準備した2種類の網戸をランダムに並べてみました。

組立・完成までに続きます。

Comments are closed.