集合住宅の作例 ② やすりがけ

出荷担当の関根です

前回 製品内容のご紹介でした。

今回は各パーツのやすりがけ・塗装作業準備までのご紹介です。

プラスチック用ニッパーを使って屋根と土台をゲートから切り出し

階段・通路・貯水槽土台も同様に切り出して

切り取ったゲート部分をデザインナイフとやすりを使って処理し

抜き勾配もやすっています。

建物土台も同様に平棒ヤスリで処理(白く見える部分)した後

わかりにくい写真ですがコンクリート部(パーツの外周)のエッジを

紙やすりで軽くやすり、ごく僅かな丸みを付けてをいます。

小さいパーツもゲート跡とバリ・抜き勾配を直角になるようにやすりで処理します。

貯水槽はこの形状の関係で

パッケージから出した途端に斜めになっています。

ニッパーで切り出す前に上写真の位置に戻した後

ゲートを多めに残して切り取り

デザインナイフでゲート跡を慎重に処理しました。

抜き勾配がありますのでゲート処理を兼ねて

実物をイメージしながら直角になるようにやすりで整形しました。

白く見える部分がやすりがけをした部分です。

貯水槽の台は塗装しやすいように、ランナーをばらしました。

排水溝のフタをランナーから切り離し

ゲート跡とバリをデザインナイフを使って整形しました。

1・未加工

2・処理後 丸いパーツなので、本来の形状を崩さない様注意しました。

排水溝のフタを仮組みで確認すると 取り付け穴がきつめでしたので

ピンバイスに1.2mmのドリルを準備して

取り付け穴を広げました。 他に排水溝のフタパーツの取り付け足を

カットする方法もあります。

屋上点検用出入口蓋をランナーから切り離しゲート処理と、

表面にヒケがありましたので平らにやすりがけしました。

アンテナは2ピース構成です。

塗装工程を考え 一部ランナーを残して支柱を切り出し

側面のパーティングライン(線状の凸)をデザインナイフで処理します。

細く大変小さいパーツですが、ていねいに制作する場合は

ここもきっちり処理したいです。

細い棒やすりでアンテナ本体との接合面をやすり 平らに仕上げました

関連記事 「パーティングライン」の消し方

階段中央の柵です。不要なランナーを切り取り、

塗装工程を考えてランナーをばらし、

棒やすりでゲート跡と抜き勾配をていねいに仕上げました。

1・処理前

2・処理後

やすりがけ中にイメージしているのは本物の柵です。

本物だったら この部分は水平だろう ・不自然な丸い凹みはなさそうだ など

想像しながら各パーツを整形しました。

階段踊り場用の小さい柵パーツです。

1・未加工

2・突き出しピン跡の小さい丸が目立たなくなるようにやすりました。

・・外枠の抜き勾配も処理しています。

通路の長い壁を切り出します。

ゲートを多めに残し、後からニッパーで余分を切り離します。

ゲート跡とパーティングラインを平棒やすりで仕上げました。

通路面との接着側も、抜き勾配とパーティングラインを

様子を見ながら、慎重にやすりがけしました。

接着剤を使わずに仮組みして 隙間が無いか確認しています。

通路側壁の短いパーツを切り出して仮組みしてみます。

・・・通路にある穴が・・・バリでふさがっていました。

通路裏側から けがき針を使って

貫通させました。画鋲でも代用可能です。

・・・切り出した壁の

1・処理前

2・処理後 他パーツと同様にやすりがけをしました。

塗装を考えて壁パーツを接着します。

壁が直角に接着できるように通路に組み合わせて乾燥させました。

塗装の際 塗り分けたいので通路面とは接着していません。

3階 階段部分の壁を切り出し

お詫び 11月14日修正

組立説明書に

<手すり(6)が取り付けづらい場合は凸部の幅を調整してください>とあります。

上写真の様に僅かに凸部を切り取りました。

ほんの少しですがこれで住宅本体に干渉しなくなります。

やすりがけした部分は下塗りの黒がなくなっています。

下塗りしやすいように極少量のゴム系接着剤にて仮止めしました。

最後にベランダパーツを切り出し、他パーツと同様に処理します。

ゲート跡がある面は、抜き勾配が目立ちますので、やすって整形しました。

抜き勾配をやすり ベランダを上から見て90度の角度に近づけます。

各本体パーツの整形ができました。

白く見える部分がやすりがけした部分です。

このまま本体塗装をすると下地色の差が

塗り重ねた色に影響が出てしまいますので

全てのパーツを再度GMスプレー黒No,10を使って塗装し

本塗装の準備ができました。

屋根・土台の塗装に続きます。

Comments are closed.