保線詰所の作例 ⑥ 印刷パーツの加工

出荷担当の関根です。

前回 スミ入れ塗装とガラスパーツ貼りまで進みました。

今回 パッケージ裏にある印刷パーツの切抜き・加工まで進みます。

ステンレス定規とデザインナイフを準備して

印刷ぎりぎりのラインを切り出しました。

まず同じ寸法の部分をステンレス定規を使って帯状に切り出し、

水平・垂直に注意しながらていねいに切り抜きます。

小さく切り出したパーツはステンレス定規で押さえても

ずれてしまいますので、定規を使わずにデザインナイフで

垂直になるよう注意しながら押し切ります。

詰所に必要になるパーツを準備しました。

エアコン室外機は折り曲げて立体にできるように、のりしろが準備されています。

切り出した室外機の裏側にデザインナイフで軽く切れ目を入れ

ピンセットを使って折り目の くせ をつけておきます。

切り出したパーツをゴム系接着剤を使って貼りました。

このような立体になりました。

消火器は切り出したでけでは厚みが足りませんので

組み立てが終わったら必要のないランナーにある数字部分を利用して、

切り出したパーツと同じ大きさに切り出し、貼り合わせることで

立体的にすることが可能です。

今回の作例では1mmプラ板を準備して、

切り出した消火器と同じ大きさに切り出し、

プラ板を切断した際にできた ソリ  を軽くやすって

GMカラーNo,27 レッドA(西武車両他用)で塗装しました。

切り抜きパーツの裏にゴム系接着剤を塗り 赤く塗装したパーツに貼り付け

切り抜きパーツ断面を赤の油性ペンにて着色し、目立たないようにしています。

ひとまず 消火器の完成としました。

クーラー室外機を違う方法で作ってみました。

折り曲げて作った室外機は、貼り合わせ部分と

折り曲げた角がしっかり90度が出しにくいので

1mmプラ板を2枚重ね合わせて接着し、室外機と同じ大きさに切り出して

GMカラーNo,41 ブルーCと GMカラーNo,37 白3号を

様子を見ながら混ぜ合わせ、印刷された室外機の色に合わせ

塗装しました。

印刷パーツの正面と側面の印刷がある側のみを切り出して

ゴム系接着剤で貼りました。

1・折り曲げて組立たもの

2・プラ板を使って 切り抜きを貼ったもの

・・こちらの方が角部がはっきりしてきれいな立方体ができました。

配電盤はこのままでも使えますが、これも1mmプラ板で厚みを追加しました。

写真上 パッケージをきりだしたまま

写真下 厚みを増やす加工をしたもの。

これで完了としても良いのですが

印刷がはっきりしていて、新品状態です。

不要な段ボール板に両面テープを貼り、準備した切り抜きパーツを並べて

GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を極薄くエアブラシにて

吹き付けました。

これで白や黄色の眩しさが 落ち着きました。

ただ、これは塗料が定着していませんので、こすると色が落ちてしまします。

エナメル系塗料をこすりつける様に塗装するほうが良さそうです。

パーツの準備ができましたら つるはし・ハンマー・スコップと同様に
台車ケースに入れて取り付けまで保管しておきます。

組立・完成までに続きます。

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