古くても、手入れ次第で・・・?

修理部 名野です。

さて、前回お伝えした「旧エンドウ動力」のお話のつづき。

この名前はその昔、エンドウというメーカーさんが出していたNゲージ用の動力ユニットを、

グリーンマックスが引き継ぎ、販売していたことに由来します。

もう、30年ほど昔の動力になるんです。

ただ頑丈に作られていた品なので、メンテナンス方法次第では部品交換なしで復活することもあります。

このタイプでよく言われる症状が、「動かない」

ここまで分解し各部品チェックをしてみても、特に問題がないように見えます。

しかし、電気を通してもピクリともしない状態が多いようです。

こんなときの原因は、大抵ココ。

ダイキャストのサビで、通電しなくなってるわけです。

上の写真のように、金属光沢がほとんどなくなっている状態は要注意。

モーターを直接つないだ状態で問題なく動くなら、確定です。
(この状態で高速回転させると、イロイロと大変な事になりますので、電圧は低めに・・・)

復帰させるには、ここを磨いて通電を良くしてあげましょう。

矢印の部分が磨いた後です。

モーターの接点位置が製造時期によって異なりますので注意しましょう。

そのほかは、ギア周りの点検や

先端の軸受け部のグリスアップ

台車のメンテナンスをすれば良くなります。

動力台車に関してはキット用の旧動力と同じ部品を使っていますので

部品交換が必要な際は利用できます。

ただし、右のように近年通電性向上でメッキが施されている台車フレームは

本体のツメとのはめ合わせがキツイため、使用できません。

それ以外は共通部品です。

メンテナンスの際は、コチラもご参照ください。

そして、最後に注意点を。

動力本体のダイキャストの部品在庫は極僅かです。
なくなり次第ツメ折れの修理受付を終了します。あらかじめご了承ください。

 

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