復刻ストラクチャー 直線勾配と曲線勾配(左右)をつくってみました。
No,2189 直線勾配 ¥600(本体価格)
No,2190 曲線勾配(右回り) ¥600(本体価格)
No,2191 曲線勾配(左回り) ¥600(本体価格)
曲線勾配は半径R315mm 1ピースの角度が30度です
曲線の左右定義は勾配を上りながら曲がってゆく方向です。
故に上写真は右回りの製品です。
それぞれ2ピース構成で直線1本の長さが200mm
路盤幅は24.5mm
勾配の高さは 低い勾配は0.8mmから9mm
高い勾配は9mmから18mm
勾配角度は 4.5%
曲線勾配も同様です。
土手側面には石積みの彫刻があります。
それぞれのパーツにはランナーから切り取られた跡がありますので
デザインナイフややすりで処理しておくと仕上がりがきれいになります。
本塗装前にGMスプレーNo,10 黒にて下塗りをしておきました。
勾配の合せ目部分の抜き勾配をやすりがけして
パーツ同士がぴったり合うようにしました。
勾配の先端部の擁壁(ようへき)を
GMスプレーNo,9 ねずみ色1号
No,14 灰色9号
No,19 ベージュA(西武車両他用)
No,35 ダークグレー
を使ってコンクリートをイメージしながら まぶし塗装をしました。
側面の石積み部分を塗装します。
その前に仮止めで2つのパーツを一体にして
境目の色味が変わらないようにないようにします。
勾配の先端部と同様にGMスプレー グレー系を使って
石積みの目地色をイメージしてまぶし塗装をしました。
この製品の石積み彫刻表現は、石が平らで 目地部分が浅く広いので
墨入れ塗装やドライブラシ塗装が難しそうでしたので
黒のカーボン紙を使ってみようと考えました。 が 手元にありませんでしたので
宅配便の送り状を1枚拝借して代用してみました。
この黒い部分を石垣に転写します。
インレタ転写用のバーニッシャーを準備し、強めにまんべんなくこすります。
関連記事 インレタツール。
製品左側・未処理 製品右側・カーボン転写後
このような表現になりました。
はみ出しなど失敗しましたら タミヤ エナメル溶剤 X-20でふき取れます。
土手部分を塗装します。
GMカラーNo,10 黒
No,13 緑2号
No,15 黄緑6号
No,30 ライトグリーンA(東急車両他用)
を 斜面に生えた草をイメージしながら
上がら順番にエアブラシにて塗り重ねています。
路盤部分はGMカラーNo,2 ぶどう色2号
No,19 ベージュA(西武車両他用)
を使って塗装しました。
組立てる部分のないキットですので商品パッケージとしてはここで完成です。
本製品は別売りの数社から発売されているフレキシブルレールと
組み合わせて使うことが前提の製品で、今回の作例では
KATO No,21-000 フレキシブル線路 808mm ¥300(本体価格)
を使用しました。
直線勾配へは簡単に使えますが、曲線勾配と組み合わせるには
レールの直になる形状記憶力で Rがうまく固定できません。
そこでレールと枕木を分離して、ざっくりですがレールをR315に近づけてみます。
指でレールを挟み曲線になるようクセをつけた後、枕木パーツに戻しました。
フレキシブルレールをゴム系接着剤で固定して作例の完成としました。
フレキシブルレールの使用を推奨していますが、
KATOユニトラック No,20-120 曲線線路R315-45°(4本入り)¥720(本体価格)
を曲線勾配に乗せてみました。
半径R315がぴったりですし、路盤の幅が同寸法です。
KATOユニトラック 直線レールも乗せてみました。
同じく路盤幅がぴったりです。
TOMIXレールの近似R No,1122 C317-45 2本セット¥400(本体価格)
を準備して同じく曲線勾配に乗せてみます。
厳密には数値が合わないのですが上写真の様に
はみ出る事無く路盤内に収まります。
TOMIX基本直線レールを乗せてみました。
ユニトラックより幅が狭いので犬走り分が残ります。
上・TOMIXレール C317-45を2本接続したもの
下・KATOレール R315-45°を2本接続したもの
それぞれを曲線勾配に乗せて、真上から比較してみました。
それぞれ2ピース構成で路盤幅は全て24.5mm、
パーツのつなぎ目は直線・曲線共に高さ9mmで共通なので
直線+曲線のように組み合わせることも可能です。
勾配の終点には長方形の凹みがあります。ここは
別売りの高架橋に合うサイズとなっており
組み合わせますと路盤がツライチになります。
↑ フレキシブルレールでの組み合わせ例
↑ TOMIX基本直線レールを乗せた例です。
小加工例です
道路にしてみようと思います。
ぎりぎりの狭さですが対面通行で小型乗用車が通れる道幅で再現できそうです。
大型乗用車は通行不可でした。交通量の少ない農道をイメージしてみます。
白線表現の為 GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)を
エアブラシで塗装しました。
レトラテープ(F)1mm幅を白線表現の為マスキングして、
路面をGMカラーNo,9 ねずみ色1号をエアブラシにて塗装の後、
GMカラーNo,19 ベージュAを全体的にうっすらと吹きつけています。
ミニネイチャー モグラ塚のある牧草地 冬が来る ¥1200
リアルな草が生えている様なマットタイプの製品です。
製品名の通り、枯れ草色の製品です。
これにGMカラーNo,13 緑2号をエアブラシにて軽く塗装して
枯れ草になりかけている状態にしています。
ゴム系接着剤を塗り、切断したマットを貼りました。
塗装表現のみよりリアルになりました。
路盤の外側にガードレールと道路標識を追加してみました。
ガードレールは
未塗装キット No,2138 舗道セット¥800 (本体価格)
着色済みキット No,2536 着色済み舗道(グレー)¥1200(本体価格)
No,2537 着色済み舗道(レッド+グレー・自転車道路)¥1200(本体価格)
No,2538 着色済み舗道(グレー・斑点)¥1200(本体価格)
道路標識は
未塗装キット No,2140 道路標識セット ¥700 (本体価格)
着色済みキット No,2521 着色済み道路標識¥900(本体価格)
上記発売中の弊社ストラクチャーシリーズ製品のパーツを使っています。
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勾配製品の作例と小加工のご案内は以上です。
シンプルな製品で、正確な勾配導入部が手軽に製作できます。
以下復刻ストラクチャー作例紹介をまとめてみました。
復刻ストラクチャーのご紹介でした。各製品共にレイアウト素材ですので、
自由な発想でお楽しみください。