小型駅の組立 ⑧ ステッカー・ガラス貼り

出荷担当の関根です

前回小パーツの細部塗装まで進みました。

今回 ステッカーとガラスパーツ貼り付け工程のご紹介です。

小型駅・都会型島式ホーム・対向式ホーム共通のステッカーと

透明塩ビガラスパーツが1枚づつ含まれています。

ステンレス定規とデザインナイフを用意して

絵柄に合わせてまっすぐ切れ目を入れます。

この際、ステッカー台紙までは切断せず、ステッカーだけを切り離す為に

力を加減してデザインナイフを使います。

はさみでも切り出しは可能ですが四角に切る場合は定規と

デザインナイフがお勧めです。直線を決める目安として

なるべく長い距離で位置を決めると正しく四角形に切り抜けます。

直線で切り出した必要部分をカッターの先端ですくい、

任意の場所に貼りました.

GMストラクチャーキット組み立て説明書には

ステッカー貼り付け位置の指示はありません。

ユーザー自身で自由にご使用下さい。

切り出したステッカーはそれぞれ小さいので、ピンセットや

デザインナイフの刃先を使って、水平・垂直に注意しながら

任意の部分に置き、平らな部分へは指で押さえ、上写真のようなモールド部分へは

妻ようじを使って隅まで圧着させます。

切符売場は有人式と自動券売機が選択できます。

他駅名や吊り下げ式案内板、壁掛け時計等を同様に貼って

行きます。

売店には自動販売機の正面と側面を貼って

店舗名のステッカーは長い帯状ですので

まず正面の中心に合わせて位置を決め、その後 両側面に

巻いて貼りました。

少しはみ出すので余った部分をカット

ここまではステッカーのサイズ通りに切り抜いて使えます。

壁面に四角いモールドがあり、案内板・広告・掲示板等として

使えそうです。

が、付属のステッカーには同サイズの物がありませんので

それっぽく表現してみます。

まず寸法を測って

本体に使わなかった余りのステッカーを同寸法で切り出し、

それっぽく貼ってみました。

売店の冷蔵庫には、使用しなかった自動販売機の商品柄部分を

貼ってみようと思います。

寸法を測って

商品部分のみを小さく切り出して

貼ってみました。

売店の背面がさみしいので

余りの広告部分を適当な大きさに切り取り、

他に使用しなかった事務所入り口案内を逆さにして

共に貼ってみます。

青い自動販売機の側面も空いているスペースに貼って

雰囲気だけですが賑やかになりました。

ステッカーの断面が目立ちますので 赤い油性ペンを用意して

軽くなぞって白い断面を隠しました。

駅名を貼るには丁度良い大きさの案内板ですが、

駅名以外を貼って駅前の案内板風にしてみます。

小型駅に使用しなかった部分を切り抜き

イメージ優先で貼ってみました。

今回の作例ではこれでステッカー貼りを終えます。

付属ステッカーはまだ残っている柄がたくさんありますので

自由に切り取り、ご使用ください。

ガラスパーツの工程に進みます。

付属の透明塩ビ板とステンレス定規、デザインナイフを用意し、

まず半分に切り出しました。

2枚になった片側を1000番の目の細かい紙やすりを準備して

両面を軽くやすり、僅かな くもりガラスにしてみました。

透明塩ビガラスパーツを窓部分に重ね

必要となるサイズを現物合わせで決めます。

塩ビ板はプラモデル用接着剤では貼れませんので

(強力流し込み接着剤を除く)ゴム系接着剤を使います。

切り出したガラスパーツに合わせて必要部分の本体側にざっくり塗りました。

軽く押さえて、ガラスパーツの貼り付け完了です。

表に接着剤がはみだしたら、妻楊枝にからめとります。

改札横の窓ガラスは目線を落として覗き込むと、裏側も見えることになります。

このような場所のガラスパーツはぎりぎりのサイズで準備したほうが

きれいに仕上がりますので

のりしろ部分がなるべく少なくなるように現物あわせで切り出しました。

左・ガラス未貼り付け      右・ガラス貼り付け後

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここはくもりガラスとしてみました。

裏側はこの様に仕上げました。

ホームとつながる階段側壁です。

ここにも窓があり、ガラスパーツを貼りたいのですが

両面から見える事と、窓枠の凸彫刻が表裏にありますので

今までの様に貼ることはせずに

はめ込みガラスにしてみます。窓の寸法を測って

くもりガラスに加工した塩ビ板を切り出し

窓枠内にゴム系接着剤を塗って

ガラスをはめ込みました。

各パーツの裏側です。

表側

各部分へのステッカー・ガラス貼り付けが済み、

これで全てのパーツの組み立て準備ができました。

組立て 完成までにつづきます。

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